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サトシモナー part5

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:26
     _____
    (_YS__)_
    ( ´∀` ) 過去ログは<<2だ、アキヒロ。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |99_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__C__ |
   | ノ | _(‘ε’(・)智兄さん・・・
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)


2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:26
ヤクルトの高橋智兄さんへ...。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=957985759

サトシモナー
part1 http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=960114949
part2 http://piza.2ch.net/base/dat2/965742668.dat
part3 http://piza.2ch.net/base/dat2/969496674.dat
復活?サトシモナー(part4)
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=972022742

推薦図書
「妖雲大内太平記」 小川良著 叢文社

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:28
>1
悲惨な1決定かな

      <<2て・・・

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:29
あ、1の>>2が失敗してる・・・。
すまない、鬱だ、アキヒロ・・・。

5 :これも加えてください:2000/10/30(月) 19:37
移転要望のでたpiza取り残しスレ移動について

くわしくは以下のスレ参照
■■新・野球板自治スレッド■■
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=972100307&ls=50
移転中ですー
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=972681200&ls=50


6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:40
>5
??? スレ間違い?

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:43
プロ野球ニュース・1996年で、オリックス時代の兄さんの姿を
拝むことに成功した。今より10キロくらい痩せてる感じで、精悍だった。
やっぱり30越えてから体重増えっぱなしなのかな。
来年の公式体重がちょっと楽しみだ。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 19:54
>>1のサトシ兄さんおもしろすぎです・・・

9 :コピペ:2000/10/30(月) 20:59
15 名前:信濃坊サトシ投稿日:2000/10/25(水) 15:40
瀬戸内にも肌寒い木枯らしの風が吹くようになった。
人気もほとんどない広島・・・。
その中心地に残る廃墟の建物の先の大橋で、一人の並はずれた
体格をもつ大男が巨大なバットを大仰に構え、目に見えぬ敵に向かい
鋭い眼光で睨みつけていた。
すでに空には青白い満月が上がり、広島の街を冷たい色に染めている。
その光に照らされ、男が身を固めた浅葱色の僧装束の背中には「99」の
数字がくっきりと浮かび上がっている。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 20:59
16 名前:信濃坊サトシ2投稿日:2000/10/25(水) 15:41
男は人にはいえぬある願を立てていた。その達成には相手の持つ立派な
バットを100本奪わなければならない。
ある時は所沢で、ある時は福岡で、ある時は千葉で・・・。
男は半ばいんねんのような形で相手から無理やりバットを奪っていった。
しかしそれは男の身の置きどころがなくなってしまう結果となって男の身に
かえってきた。
とうとう男は育ててもらった六甲山の麓を抜け出し、諸国を放浪した。
だが捨てる神もあれば拾う神もあり。男はひょんなことから「神の宮」と呼ばれる
僧坊に招かれ寄宿することとなった。
男は「神の宮」の僧兵が外へ飛び出す際身にまとう浅葱色の僧装束を身につけた。
背中の数字は「99」となっていた。
あと1本・・・!男は興奮で打ち震えた。
さて100本目を奪ばれる哀れな犠牲者は一体どんな男か・・・。
得も知れぬ男の異様な迫力に「神の宮」の他の僧兵たちは一様に震えあがり、
100人目の犠牲者になるであろう人間に憐憫をよせた。
「神の宮」は別名「信濃町」とも呼ばれる。
いつしか人はこの巨体な荒くれ男のことを「信濃坊サトシ」と呼ぶようになった。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:00
17 名前:信濃坊サトシ3投稿日:2000/10/25(水) 15:42
そして満を期して100本目。
今、満願成就達成の地として男は広島を選び、橋のたもとに立っている。
だが、待てども暮らせど夜も更けた広島の街には人っ子一人通らない。
俺の見立て違いだったのか・・・。
男は神の宮から広島までかかった交通費を思い、頭を抱えそうになった。
そこへ・・・

「マッチはどうですか・・・。擦った瞬間に燃え上がるマッチ、
花火のように勢いよく炎上するマッチはいかがですか・・・。」

か細い声とともに、赤い薄衣を頭に被った紅白の稚児衣装の小柄な少年が
片手に小さな籠を捧げ、橋向こうから現れた。
来た・・・!
男の表情が獲物を捕らえる時に見せる獰猛なものへと変わっていった。

                              つづく・・・。(時間があったら)

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:00
32 名前:信濃坊サトシ4投稿日:2000/10/26(木) 15:23
東に「神の宮」があるなら、西には「神の島」別名「厳島」という小さな島が
広島には存在する。
真っ赤な鳥居がいかめしく睨みつけるように本土に対峙する。
「はぁ・・・。」
ボロボロの赤い帽子をかぶった少年アキヒロは、威圧するように自分に立ち
ふさがる鳥居を見上げながら、つい力ないため息を一つついた。
「またここに戻ってきちゃったよ・・・。」
ここは「神の島」ではなく「鬼の島」であると広島の人々は噂する。
事実、得体の知れない赤い天狗のお面をつけた中年らしき男たちが昼夜を
問わず「修行だ、修行だ!」と大声を張り上げながら、巨大なしゃもじを振り
回している。ここに連れ込まれた多数の青年が、いつの間にか人隠しに遭い、
姿を消してしまったという噂も絶えない。
そして鳥居の前に座り込む少年・・・アキヒロも鬼天狗に連れ込まれてしまった
青年の一人であった。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:01
42 名前:信濃坊サトシ5投稿日:2000/10/27(金) 00:38
アキヒロは自分の生まれも家族の存在もまったく知らなかった。
肉親を探す手がかりといえば、ただ一つ。赤子の時から首にかけられていたという
(‘ ε ’)印の小さなお守りだけ。
小さい頃は何度も里の者に家族のことを尋ねてみたが、皆一様に当惑した表情を
浮かべ、首を振るばかりで埒があかない。
「ちえっ」
所詮、日本海のはずれの片田舎では入るべき情報は限られている。
アキヒロは目標を変えることとした。
いつか一国の主になり、下僕をたくさん使いまくって家族を探しだしてみせると・・・!
しかし、そのためには自分自身が力をつけなくてはならない。
アキヒロは「野球」というものに目をつけた。だが、やはり里の者は恐れおおのき、
アキヒロになかなか力を貸してくれない。
「ちえっ」
仕方ないので、アキヒロは独学で皆に指示しまくり、力をつけていった。
そんな時であった。南の地からあの得体の知れない赤天狗たちがやってきたのは・・・。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:01
52 名前:信濃坊サトシ6投稿日:2000/10/27(金) 15:00
一目見てアキヒロはその赤天狗たちが里の者ではないことを悟った。
いや、もしかしたらこれがあの噂の「都の人間」というものなのかもしれない。
「千載一遇のチャンス・・・!」
アキヒロは俄然張り切り、日頃鍛錬として行っているバットの素振りにも一層力をこめ、
遠くから自分を見つめる赤天狗たちに自分の存在を強く誇示してみせた。
ヒソヒソと会話を交わしていた赤天狗たちがアキヒロのもとに近寄ってきた。
「そこな少年よー。もし気ぃ悪うせんだったらお前さんの夢っちゅ〜もんを聞かせちゃ
くれんかのう。」
アキヒロはニッコリとして赤天狗たちに返事を返した。
「はい!僕の夢はまずはガッポガッポと金を稼ぎ、いつか一国の主となることです。」
「ほー。ほいならおじさんと一緒に広島っちゅうとこへ行って一緒に修行をしてみんかね?」
「広島・・・?」
「おお。お前さんの夢が叶えられるよう、おじさんたちの秘伝を授けてやろうと思うとるん
じゃがのう。」
「本当っ?」
「おおよ。おじさんたちは嘘はつかんけえ。」
「本当に本当っ!じゃあ、それが手に入ったら僕はたくさんの人間を顎でコキ使えるような
人物になれるんだね!」
「うっ・・・。(こいつ、少し根性を叩きなおした方がいいかもしれん)」
アキヒロの背後にまわっていた天狗の一人が、サッと紅葉型の赤い羽団扇をアキヒロの顔を
覆うようにして塞いだ。
「・・・・・・!」
薄れゆく記憶の中で、アキヒロは聞いてはならない赤天狗たちの呟きを耳に入れてしまった。

「はあ、これで何とか代用の人間を見つけることができたけ。このまんま広島へ帰るにゃぁ
馬鹿にならんほど金を使ってしもぉたしな・・・。」

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:02
67 名前:信濃坊サトシ(‘ ε ’)投稿日:2000/10/28(土) 00:24
まぶしい・・・。顔が火照るように熱い・・・。ここは一体どこ・・・?
長い眠りからやっと目覚めたアキヒロが最初に見たものは、
四方からアキヒロを覗き込む赤天狗たちのドアップの顔だった。
「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
慌ててアキヒロは赤天狗軍団の輪から逃げ出して、身を守った。
その時である。アキヒロの目に世にも恐ろしい光景が飛び込んできたのは・・・!
「な、なんなんだ・・・。これは?」
一様にボロの赤服を身にまとった丸坊主の青年たちが、足を引きずりながら
息もたえだえに島の海岸線を集団で延々と走らされている。
集団の後ろには赤天狗の中でも、ひときわいかついお面をかぶった鬼天狗が
「おま〜ら、気合がなっとらん」と大声を張り上げ、隊列から少しでも遅れそうに
なった青年らの尻を力の限りぶっ叩いている。
アキヒロの身体が恐怖のあまりブルブルと震え出した。
「は、話が違うよ・・・。」

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 21:02
70 名前:信濃坊サトシ8投稿日:2000/10/28(土) 01:07
無理矢理記憶を失わされてここに連れ込まれたこともショックであったが
もう一つ、アキヒロが気になってならないことがあった。
それは記憶を失う際、赤天狗たちが交わしていたあの「代用の人間」という言葉である。
「ねえ、僕ってどっかの誰かの身代わりでここに連れ込まれたの?
僕に秘伝を授けるつもりで誘いをかけたんじゃなかったの?」
「は?わしらがいつそがぁなことをいったかな。」
しかしドシな赤天狗の一人が、その時の大仰な素振りで一枚の紙切れを落としてしまった。
アキヒロは見てしまった。そこに書かれていた「○○」という見知らぬ名前を・・・。
「ちっ、だまされた!」
腹わたが煮え繰りかえるような気持ちにアキヒロは襲われた。
だが、気づいた時はすべてが遅かった。
ここは周りがすべて海に囲まれた小さな島。逃げようにも鬼天狗たちが
そして所有するボロ舟以外、島を抜け出す手段はない。
広島を都会だと思っていたことも自分の勘違いだったのだ。
ああ、僕の人生設計が・・・。アキヒロはガックリと肩を落とした。
仕方ない。まずは生き抜くためにここの修行を受け入れるほかないか・・・。
自分たちの作戦がバレてしまった赤天狗たちは既におのおの大きなしゃもじを持ち、
今にもアキヒロに襲いかかろうと手ぐすねひいて待ち構えている。
アキヒロは腹の中で作戦を練り直し、殊勝な笑みを浮かべて鬼天狗たちの
方を振り向いた。
「自分のカラーにピッタリのところに連れてきてもらい大変光栄です。
早く敵からも警戒される、「○○」より優れているといわれる存在に
なりたいですね(w」
少々のイヤミもしっかりと忘れなかった。

17 :信濃坊サトシ9:2000/10/30(月) 22:24
島の暮らしはアキヒロの想像以上に壮絶なものであった。
一に修行、ニに修行、三四がなくて五に修行・・・。
休日などというものはこの島の住人にとって存在すら知らないものらしい。
小柄なアキヒロにとっては過酷以外の何物でもない世界であった。
へばりそうになる身体に鞭を打って、何とか補囚された赤服の青年たちに
負けないよう意地をはるアキヒロ。
憐れに思った天狗の一人がくれた毛唐の乱チキ騒ぎビデオだけが
アキヒロの唯一のなぐさめであり、外界を知る手段であった。
加えて赤天狗軍団の悲惨というほかない貧乏っぷりである。
まともに新しい服を支給されない。食事も与えられない。人並みのものを
手に入れたければ自分の身を削って金を作る以外方法がない。
反抗する素振りを見せると「気合がなっとらん」と例の大きなしゃもじで
ビシバシ打たれてしまう。
余計な体力を使いたくなかった。ますますアキヒロは本心を隠した外ヅラの
良さに磨きをかけ、天狗たちから支給されるささやかな弁当を、島の外れで
こっそりと食べることにだけに精神を集中させるようになった。
しかし、ここにも魔の手があった。一瞬でも気を抜くと、腹を空かせた島の鹿
たちがアキヒロの弁当を奪い去ってしまうのだ。まさに弱肉強食。ここで一食
でも抜かせばアキヒロに残された運命は餓死のみである。俊足で脱兎のごとく
走り去る鹿に死に物ぐるいで追いつき、一撃をくらわして弁当を奪い返す。
意識しなくともアキヒロの身体能力は飛躍的な進化を遂げていた。


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 22:46
広島(厳島)の人、スマソ・・・。

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 23:16
餓死の危険にさらされるアキヒロ(藁

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/31(火) 12:31
いやあ、あいかわらずスバラシイ。
師匠と呼ばせてください>17

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/31(火) 13:01
広島ってこういうイメージなのね・・・

22 :マッチ売りの少年:2000/10/31(火) 16:23

                  / ⌒ 丶
    ┌──┬──┐  。 .(__C___ |
    │Carp│Carp│  \ (‘ε ’(・) マッチはいかがですか・・・
┌─┴┬─┴┬─┴┐   ⊂ 2 ⊂ ) 
│Carp│Carp│Carp│    (_(__)
└──┴──┴──┘


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/31(火) 16:32
蛇足だが、>>16は「記憶を失う」じゃなく「意識を失う」じゃなかろーか・・・

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/31(火) 16:47
>>22 はフォントサイズ中以上だとずれます。
すまん。

25 :ネタだず、ネタでごぜぇますだ〜:2000/11/01(水) 02:23
>>21
おら、これでも長年のかぷ一筋のファンだでな。広島にもめっちゃ愛着がありますなもし。
んだで、これもおらのかぷのめいいっぱいの愛情表現と思って受け取ってくんなまし。


>>23
よくぞ気づいてくれたね、ヤマトの諸君!(古〜)
まさにそこは表現を間違えてしまったところだよ・・・(鬱
だがそこだけじゃないんだ。他にも誤字脱字、文章推敲の消し忘れが山ほどあるんだよ・・・(鬱鬱
ご指摘、39!

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 03:00
旅行から帰ってきたところで、まだ続きを書く準備もしてないで
今日は続きは許してスマソ。

「信濃坊サトシ」は後5〜6回で終わる予定でござんす。
オチはしっかりと決めるつもりだず。
(続きのネタも考えてあるけど、サトシモナから離れて阪神中心
のネタになってしまいそなんよ。)

次はかぷonlyネタで(2れんちゃんでアキヒロネタが続いたけん、
今度は別の選手を主役にしたいな)書いてみようか思うとりますが、
C前田と新庄で「宮本武蔵と佐々木小次郎」の小ネタやんのも
おもろいかなと・・・(w

それとも夏目漱石の短編小説使うて、阪神小ネタでも書いてみよか。
考え中でございます。

んでも、イマオカモナーも夜のベイスタの「カワムラパトラ」もおもろい(w
腹がよじれるほど笑かしてもらいました。


27 :信濃坊サトシ10:2000/11/01(水) 18:13
アキヒロが島に連れ込まれてから1年の歳月が過ぎた。
修行に次ぐ修行で、アキヒロの風貌もすっかり他の赤服の青年らと変わらなく
なっていた。
そして今、アキヒロは自分に立ちふさがる真っ赤な鳥居の前で力なく座り込んでいる。
「ああ、またここに戻ってきちゃったよ・・・。」
赤天狗軍団にしごかれた青年のうち、優秀な者は島を出ることが許され、鬼天狗の
舟に乗り、広島の街で野球の試合をすることができる。
アキヒロも驚異的な成長で1年目にして島の脱出に成功することができた。
が、所詮1年目。最後まで体力が持たず、結局元の神の島へそのまま連行されてしまった。
アキヒロはうなだれた。最近、何やら胸騒ぎがしてならない。
「誰かがずっと僕のことを呼んでいるような気がする・・・。」
アキヒロは首にかけられた(‘ ε ’)印のお守りを見つめた。
「僕の家族が僕を呼んでいるの・・・?それとも・・・。」
じっとお守りを見つめるアキヒロの背後に、いつしか鬼天狗が立っていた。
身じろぎもせずアキヒロは静かに言葉を発した。
「鬼天狗さん、誰かが僕をずっと呼んでいるような気がするんです。
このまま僕は・・・。」
相変わらず鬼天狗は片手に大きなしゃもじを持っていた。アキヒロはそれで一発ぶたれる
ことも覚悟の上だった。しかし鬼天狗は何のリアクションも取らなかった。
何の反応もかえらないことに不安を覚え、アキヒロは鬼天狗の方を振り向いた。
鬼天狗は何度も深くうなずいていた。そして背中に担いでいた“あるもの”をアキヒロに
差し出した。厳重に何枚もの布にくるまれていたそれをアキヒロは恐る恐る開いてみた。
「これは・・・。」

28 :信濃坊サトシ11:2000/11/02(木) 00:01
アキヒロの手が震えた。目を何度もこすってみた。だが夢ではない。そこには目がくらむ
ばかりの最高級の素材で作られた木製のバットがあった。
「どうして・・・!」
「こりゃぁなあ、宮島の神主さんがなんべんも祈りを捧げて念をこめた赤天狗軍団屈指の
魔除けのバットじゃ。ふん、わしからお前へのちぃとした贐で。」
いくつかの歳月が経つうちに、鬼天狗はアキヒロのことが我が子のように可愛くなって
仕方なくなってしまったらしい。柄にもなく鬼の目から大粒の涙がこぼれていた。
さすがのアキヒロも、この時ばかりは素直に鬼天狗の好意にジーンと感動した。
だがここで感傷にひたるのは甘かった。
「く、くそ・・・っ!」
鬼天狗のボロ舟が神の島に戻る。本土に一人取り残されたアキヒロは何度も地団駄を
踏んで悔しがった。
鬼天狗が用意した紅白の稚児衣装を身にまとい、背中にバットをさすアキヒロの姿は、
神の島にいた時とは雲泥も違う凛々しさである。
だが、その格好とはあまりに不釣合いな大きなズタ袋・・・。
中には大量のマッチが入っていた。鬼天狗は予算の配分を間違えた。バットと衣装代で
すべてが消えた。当座に必要なお金を用意することもできなかった。アキヒロはこれか
らの生活をすべてマッチの売上で賄わなければならなくなったのだ。
鬼天狗はアキヒロと別れる際に、一言ある言葉を残していった。
「これも修行じゃ!」
そして、自分の名刺を一枚アキヒロに手渡した。
そこには「赤天狗軍団 陰陽師 鬼下法眼」と書いてあった。陰陽師・・・。非科学的な
ことを生業とする者である。アキヒロは恨めしくその字面を見つめた。
「これじゃあ、いつもの営業活動と一緒だよ・・・(涙)」

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/02(木) 00:09
      _____
    (_YS__)_
    ( ´∀` ) 肉食ってるか、アキヒロ。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |99_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__C__ |
   | ノ | _(‘ε’(・)智兄さん・・・
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)


30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/02(木) 11:24
兄さんこそ最近何やってるんですか・・・ウェートトレ?

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/02(木) 11:56
      _____
    (_G__)_
    ( ´∀` ) ナオキさそっていこうか、ダイスケ。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |33_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__G__ |
   | ノ | _(‘ε’(・)智兄さん・・・
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/02(木) 12:39
      _____
    (_YS__)_
    ( ´∀` ) 智兄さんだぞ、アキヒロ。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |入来/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__C__ |
   | ノ | _(‘ε’;(・) わーい、智兄さーん・・・ってなんか違う!?
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)


33 :兄さんなアキヒロとアキヒロな兄さん:2000/11/02(木) 16:35
     _____
    (_YS__)_
    ( ‘ε’ )
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |99_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__C__ |
   | ノ | _(´∀`(・)
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)


34 :信濃坊サトシ12:2000/11/02(木) 23:35
「マッチはどうですか・・・。擦った瞬間に燃え上がるマッチ、
花火のように勢いよく炎上するマッチはいかがですか・・・。」
誘われるようにアキヒロは東へ歩みを進めていった。
まずは長旅に必要なものを買い揃えなければならない。その費用もすべて
マッチの売上から賄わなければならない。手っ取り早く売っぱらうには、
それなりに人がいる広島の街に向かうことが一番である。
出だしは順調にマッチは売れていった。アキヒロはほくそえんだ。
これなら簡単に広島の街に辿りつけるかもしれない。調子にのって
アキヒロは客に求められるまま、マッチをほいほいと売りまくっていった。
だが天国から地獄へ・・・。悪夢はあっという間にやってきた。
「・・・マッチがない・・・。」
鬼天狗がズタ袋の中に入れたマッチのほとんどが不良品であった。
にも関わらず、アキヒロは数少ない売れるマッチの銘柄を全部売り尽くして
しまったのである。
「ど、どうしよう・・・。」


35 :神戸ナンバーのベンツ男:2000/11/02(木) 23:37
お前らしからぬ失態だなアキヒロ・・・

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 00:05
age

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 00:11
>>33萌え

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 00:31
      _____
    (_G__)_
    ( ´∀` ) ナオキさそっていこうか、ダイスケ。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |33_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__G__ |
   | ノ | _(‘ε’(・)智兄さん・・・
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)



39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 00:51
平本ヤクルツ逆指名記念あげ
顔は兄さんに負けて無いっすよ

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 01:12
>>35
兄さんベンツ・・?

41 :信濃坊サトシ13:2000/11/03(金) 01:16
てっきり袋の中にたくさん入っていると思っていた「23」は最初から1個も入ってない。
赤天狗印のマッチ唯一の外来品「43」、期待の新製品「24」や「54」も既に在庫はない。
袋の中に残っているのは客の信用を失う恐れのある期間限定品と大量生産で作られた
「22」「22」「22」「22」「22」「22」・・・。
アキヒロは一時期はブランドとして名をはせた「18」「16」「14」を取り上げた。
「・・・・・・ダメだ。消費期限が切れている・・・。」
最近の客はかしこい。3種類とも売れる見込みはまったくなかった。
「ああ、僕としたことが・・・。」
1年にも渡る神の島の暮らしですっかり脳が麻痺されてしまったのか。
アキヒロは激しく鬱におちいった。もはや売上は期待できない。
後は残されたわずかな金で食物だけでも買い置かなくてはならない。
トボトボと街道沿いにある「楼村」に入ったアキヒロは、そこでトドメともいえる
光景を目にしてしまった。
「な、なに? これは・・・。」
店内にはズラーっと何列にも鷹の彫刻を施された黒光りのライターが置いてあった。
アキヒロは手元にある赤天狗のマッチと黒光りのライターを見比べた。
不覚にも涙が出そうになった。
「び、貧乏が憎い・・・。」

次回、やっとこさサトシ兄さん再登場・・・。長すぎたで・・・(鬱

>>39
平本の逆指名会見にはワラタ
強烈すぎまっせ、あのキャラ(藁


42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 01:32
きっとアキヒロは品番「19」「50」「49」の鷹の彫刻を施された黒光りのライターを見たのだろう・・・。

「楼村」の鷹の彫刻黒ライターもいいですが、「家族麻都」の獅子印青ライターもどうですか?
品番は「13」「14」「18」「19」「20」と取り揃えてます。
「ひ、貧打が憎い・・・。」

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/03(金) 23:39
age

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 00:36

      _____
    (_G__)_
    ( ´∀` ) AGE。
   ノ'⌒` ´⌒ヽ
  ( @`、 ゚ 人 ゚ノ'\
  /( ノヽ ミ 仝ミ/\'. 〉
  \`ξ~~~~~~~ヽ|_|
    |33_/_/c__つ ))
    ( @` ノ( 、 (__G__ |
   | ノ | _(‘ε’(・)age・・・
    | /  | /⊂   _2)
   (__) (__)(__(__)




45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 01:29
いつも楽しみに読んでるよー。ガンバテネ。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 01:39
「兄シフト」・・・広島が、ここ毎年やられている
ヤクルトの英雄【サトシ兄さん】の攻撃をを封じるために
研究の末、考案されたシフト。
囮として、兄さんの大好きな物をショートに置いておき、
外野は左中間よりに守る。
この囮として買って出たのが、かぷ1の美少年【アキヒロ君】
であり、その後ろを、彼を密かに狙う【金本兄貴】【キムタク先輩】
の2人が死を賭す覚悟で立候補したらしい。

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 01:44
>かぷ1の美少年【アキヒロ君】

レベル低っ!

48 :信濃坊サトシ14:2000/11/04(土) 03:41
男は五尺はあるであろう長大なバットの先を寸分の狂いもなく獲物に向け、
ニヤリと笑った。相手はまだ年端もいかない少年のようである。
そして背中にはあまりに不釣合いな最高級のバット。
男は感嘆の口笛をふいた。100本目のバットとしてこれほどふさわしいものはない。
相手はマッチ売りに夢中で、まだ男の存在に気づいていないらしい。
「フフフフフッ・・・。」
さて、どんな風にあの少年を料理してやろうか・・・。
男はこれから始まる饗宴を思い浮かべ、興奮と歓喜に思わず目を細めていった。
一方アキヒロは「楼村」でのショックが未だ覚めやらず、傷心の気持ちの背負った
ままトボトボと広島の街に入っていった。
「楼村」の商品はボッタクリかと思うほど値段が高かった。
1個のマッチの単価などたかがしれている。結局ろくろく食物を買うこともできなかった。
そしてアキヒロが危惧した通り、あれから1個もマッチは売れていない。
「うう・・・寒い・・・。」
いつの間にやら、辺りは夜の世界へと姿を変えていた。広島の街にもほとんど人影が
ない。
アキヒロの視界に廃墟の建物がうつった。ああ、そうだ・・・。あの先の球場で僕は・・・。
アキヒロはマッチを売る手を休め、感慨深げに建物を見上げようとした。その時・・・。
「そこの少年!命が惜しくばバットと身ぐるみ全部ここに置いていくんだ!!」
野太い声と共にアキヒロの全身が頭上からスッポリと影に覆われた。
「・・・・・・!」
橋の向こうには筋骨逞しい浅葱色の僧装束の大男が巨大なパットを鋭く自分に差し向け、
ニヤリと目を細め笑っている。
「・・・・・・!」
アキヒロは身体が火照っていくのを感じた。


49 :追加:2000/11/04(土) 03:44
長くし過ぎたツケがきてしもた。小説文にする以外収拾がつかねえっす・・・(涙
小ネタのつもりがよ・・・。
(んでもあと2回。明日で最終回でごさんす。)

>>46
おお、どなたか新作が書いとるでよ!

>>42
獅子印青ライターも品数が豊富でええですな(ワラ
後は売上成績の見込める営業が揃えば「家族麻都」も万々歳!
ところで「家族麻都」は広島にもあるんでしょか?

今日はウヒョスレ、誰もおらん・・・。

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 03:48
新作「が」でなく「を」・・・(鬱


51 :そういえば:2000/11/04(土) 19:56
「午前午後」には12球団のライター売ってるよね。200円くらいのやつだけど。

52 :信濃坊サトシ14(書き直し):2000/11/04(土) 23:49
男は五尺はあるであろう長大なバットの先を寸分の狂いもなく獲物に向け、
ニヤリと笑った。相手はまだ年端もいかない少年のようである。
そして背中にはあまりに不釣合いな最高級のバット。
男はヒューッと口笛をふいた。100本目のバットにこれほどふさわしいものはない。
相手はマッチ売りに夢中で、まだ男の存在に気づいていないらしい。
「フフフフフッ・・・。」
さて、どんな風にあの少年を料理してやろうか・・・。
男はこれから始まる饗宴を思い浮かべ、歓喜と興奮に思わず目を細めていった。
一方アキヒロは「楼村」でのショックが未だ覚めやらず、傷心の気持ちの背負った
ままトボトボと広島の街に入っていった。
「楼村」の商品はボッタクリかと思うほど値段が高かった。
1個のマッチの単価などたかがしれている。結局ろくろく食物を買うこともできなかった。
そしてアキヒロが危惧した通り、あれから1個もマッチは売れていない。
「うう・・・寒い・・・。」
いつの間にやら、辺りは夜の世界へと姿を変えていた。広島の街にもほとんど人影が
ない。アキヒロの視界に廃墟の建物がうつった。
その先には何度も真剣勝負をした民衆球場が・・・。
ああ、そうだ、僕はあそこで・・・。
アキヒロはマッチを売る手を休め、感慨深げに建物を見上げようとした。その時。
「そこの少年!命が惜しくば黙ってバットと身ぐるみ全部置いていけ。
さすれば命だけは助けてやろう・・・!」
野太い大音声と同時に、あっという間にアキヒロの全身が頭上からスッポリと
大きな影に覆われた。
「・・・・・・!」

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 00:14
あげ

54 :信濃坊サトシ15:2000/11/05(日) 00:38
あわててアキヒロは背中のバットを抜いて身構えた。
橋向こうには法師姿の筋骨逞しい大男が巨大なパットを自分に鋭く差し向け、
ニヤリと目を細め笑っている。そして背後には99本のバットがまるで卒塔婆塔の
ように地面に無造作に突き立っている。
男はアキヒロが狼狽する様子を楽しむように笑顔のまま、バットを振り回し突進していく。
とっさにアキヒロはバットを腰にさし、手元にもっていたマッチ箱を投げつけて応戦した。
男はすべてマッチ箱を打ちかえす。あっという間にアキヒロは手持ちのマッチを失った。
「うわぁ・・・!」
あわてて今度は何を思ったか裾に入れていた鬼天狗の名刺をアキヒロは投げつけた。
ペシャン
信濃坊サトシはいとも簡単に名刺を真っ二つに折り曲げてしまった。
「ああ・・・。」
男の迫力は並大抵ではなかった。アキヒロは次第に身体が火照っていくのを感じた。
どうしよう・・・。何だか目を離すことができないよ・・・。
力の差は歴然としている。まともにバットで勝負をして勝てる相手ではない。
第一、アキヒロはマッチ売りで体力はほとんど使いきってしまった。
勝負は既に決まっている。アキヒロは覚悟を決めようと腰に差していたバットに手をのばした。
その時、男が振り下ろしたバットの威力で、首からかけていた(‘ ε ’)印のお守りのひもが切れた。
「あ・・・!」
無意識にお守りを守ろうと身体をかわしたアキヒロはすっかり忘れていたある記憶を思い出した。
「そうだ!餓死しないように携帯用プロテインをこの中に入れていたんだ!」


55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:20

       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  アキヒロ!愛のあるシュートを打て!俺が全部受け止める!
       \
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 _____
./〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓_(_YS__)_〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓ヽ
‖\______________( ´∀`)_____________/‖
‖#|ΧΧΧ/⊂´ ̄⌒ ̄⌒⌒` ´⌒⌒ ̄⌒ ̄つヽΧΧΧ.|#‖
‖#|ΧΧΧΧ  ̄ ̄ ̄ヽゝ ゚ 人 ゚ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ΧΧΧΧ.|#‖
‖#|ΧΧΧΧΧΧΧΧ ヽ ミ 仝ミ../ΧΧΧΧΧΧΧΧ/.|#‖
‖#|ΧΧΧΧΧΧΧΧ/~~~~~~~~\ ΧΧΧΧΧΧΧ/|#‖
‖#|ΧΧΧΧΧΧΧ/99___/\__ \ΧΧΧΧΧΧΧ.|#‖
‖#|ΧΧΧΧΧΧ/ ̄/ΧΧΧ \ ̄\ΧΧΧΧΧΧ/|#‖
‖/"""   """/ /  ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙   \ \"""   """."\‖
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          ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙


56 :信濃坊サトシ16:2000/11/05(日) 01:26
プロテインを飲み込んだアキヒロは別人のように蘇った。
鬼天狗から与えられたバットを片手に構えると、橋の欄干にサッと飛び上がり
挑発的に信濃坊サトシの方に振りかえる。
信濃坊サトシの攻撃は間隙なく続いた。アキヒロは忍者のようにするりと飛びはね、
何なく信濃坊サトシの攻撃をかわしていく。
「これが赤天狗の秘伝・・・!修行も捨てたもんではなかったんだ。」
赤天狗たちにさんざんしごかれた神の島での暮らしが鮮やかにアキヒロの心によみがえった。
男もあせり出した。まさかこんな華奢な少年にこれほど手こずるとは。だんだんと笑顔は消え、
夢中でバットを振り回しても、相手を捉えるどころかかすりもしない。
「・・・・・・!」
とうとう不意をつかれ、信濃坊サトシはバットを持つ手をしたたかに打たれ、一瞬力を緩めてしまった。
信濃坊サトシのバットが地響きと共に橋の上に落ちる。
アキヒロはその隙を逃さず、サッと信濃坊サトシのバットを奪い去った。


57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:28
ごめん。こういっちゃあれなんだけど、
凄い大変そうなので言わせてもらうんですが、
愛読者はいるのか。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:33
そう、実は途中でやめたいのは自分だったりする。
でも次で終わりだからケリつけるよ。
迷惑だからスマソ。ここでやめる。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:34
だから→だったら

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:36
よんでるよ。
でも邪魔しちゃなんだからレスてなかった。スマソ

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:36
>>57
最低なヤツ…俺はいつも楽しみに読んでいるぞ。
もうすぐ最終回ですが、頑張ってください。

62 :愛読者:2000/11/05(日) 01:37
すまんの〜見てるんだけどゴミレスしかつけられないんで遠慮しとったんです。。。
そんなこと言わんとぜひぜひ続きやってちょ。おねがひ。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:39
俺も読者の一人だ。『信濃坊サトシ』作者がむばれ。
自分でも作りたいが、残念ながら文才がない。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 01:46

     ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (‘ε’ミ < 僕も読んでるよ。ガンバテネ!
      \ ミ_ \__________
       ( |.|.|.|.|.|.|.|.⌒)=*
        | | | ̄ ̄| ./
        |_|_|.   ||_|
        /_/_|  /_/_|


65 :信濃坊サトシ17:2000/11/05(日) 03:00
負の決着はついた。信濃坊サトシの願は後1本を目の前にして消滅してしまった。
アキヒロは男から奪った巨大なバットをまじまじと見つめていた。
「すごい・・・。デカいなんてもんじゃないよ!これ、どのくらいの値段で売れるんだろう・・・?」
身体の隅々まで貧乏がしみついてしまったアキヒロであった。
一方、信濃坊サトシは勝負に敗れたショックから膝をついたまましばらく身動き一つ取らなかった。
何故、俺はこの少年に負けてしまったのか・・・。
男はまじまじと巨大なバットに夢中になっているアキヒロを見つめた。
無邪気にバットに値踏みをしているアキヒロの姿に信濃坊サトシはだんだん不思議な気持ちを
抱くようになった。100本目の願を破った少年。いやこの少年こそ俺の100本目。一生をかける
相手なのではないか。男の妄想はどんどん暴走していった。
アキヒロは背中から怪しい視線を感じビクッとした。恐る恐る視線の先へ振り向いてみる。
そこには熱い視線でじっと自分を見つめる信濃坊サトシがいた。
「あ、あの・・・。」
思わずアキヒロは首を振りながら一歩身体を退かせた。しかし、そうしながらも何故か自然に顔が
赤らんでいく。
信濃坊サトシの熱い視線は変わらなかった。そのうち膝をつきながらだんだんとアキヒロの方へ
にじりよっていく。
「そなたの名前は?住まいは?仕事は?・・・」
「だ、だから・・・。」
アキヒロも身の危険を感じて一歩一歩と下がっていく。しかしだんだんと間合いが狭まっていく。
「俺が終生仕えるに値する男だ、お前は・・・。俺は決めた。お前こそ俺の100本目の願!
少年、俺の愛を遠慮なく受け取ってくれ〜〜!」
「ぎゃあ〜〜〜〜〜っ!」
はずみをつけて飛び上がるようにアキヒロに突進してきた信濃坊サトシに、あわててアキヒロは
クルッと反転して逃げ出そうとした。しかしいきなり変えた無理な態勢にアキヒロの足首から
変な音がした。
ゴキッ
アキヒロはこけた。


66 :信濃坊サトシ18:2000/11/05(日) 03:15
尾道から四国へ抜ける大橋を大小二人の凸凹コンビが渡っていく。
二人は仲睦まじく、馬以外通行禁止の橋を堂々と渡っていた。
武士姿の小さい少年がうれしそうにお守りを握りしめながら、法師に語りかける。
「鳴尾浜に流された実の兄が、野村政権を倒すために今度反乱を起すんだって。
僕たちも一緒に手助けしようね、兄さん・・・!」
一体広島での決闘の後、二人の間に何があったのか。
誰もしらない・・・。


後日談

アキヒロの兄イマオカ、鳴尾浜で挙兵。宿敵野村政権を倒し、
悲願の一国の主になるも、愛馬から落馬し、そのまま死亡。

「いい国作ら「な」 今岡幕府(‘ ε ’)」(×××7年)

そして今岡幕府成立に力を貸したアキヒロと信濃坊サトシは
伝説となり名を残したという・・・。

                       ― おわり ―

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 03:31
一気に読んでしまった。あんた最高だよ!>作者殿

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 03:37
まさか最後に登場できるとは…

     ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (‘ε’ミ < 馬も飼い主によく似るモナー
      \ ミ_ \__________
       ( |.|.|.|.|.|.|.|.⌒)=*
        | | | ̄ ̄| ./
        |_|_|.   ||_|
        /_/_|  /_/_|


69 :終わっただなす・・・。明日日曜で助かった。:2000/11/05(日) 04:07
ここまで読んでいただき、ありがとございました!
10回ぐらいで終わらせる予定がズルズルと・・・。ヤレヤレ
長くなればなるほど難しいっす。何度投げ出そうか思ったけど
そんでも何とか終わってスッキリ。後半が息切れしてしもたのが
気がかりだけんど、ま、いいや・・・。完結しただけでもヨシとするで。
んでも小ネタの方が気楽。小説文はもうイヤずら(ワラ

>>61-64
ビックリしただなす。でもうれしかったです。
ありがとうございました・・・!!!


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 04:11
昨日バイトで8時閉店だからお客さんを帰そうとした。
テレビ置き場で野球を観戦しているじじいがいたから
「すみません、もう閉店なのですが・・・」と語りかけたら、
私が物を言い終わる前に「ふざけんな俺は客なんだ
最後まで見せやがれ」といいつつ俺を突き飛ばしやがった。
しかたがないので店長を呼んでなんとか説得しようと
しても全然言うことを聞いてくれない。しばらくすると、
誰が呼んだのか警察が来た。するとどうだ、今までの
態度を180度変えて「松井が見たかっただけですよー」
とか言ってその場をやりすごし帰ろうとしやがった。
警察の人が「だめです、署まで御同行願います」と
腕を掴んでそのじじいを引っ張ろうとしたら、ズボンの
後ろポケットに挿された丸められた報知新聞が落ちた。
地面に当たりゴツッという音と共に丸まっていた新聞が開くと
その中から商品の乾電池が出てきた。そうなるとその爺は
支離滅裂で最後には逆切れ、俺に向かって全ては俺がいけない様
な事を叫んでいる。最終的にそいつは警察に連れて行かれたものの
あんな馬鹿の相手はもう結構です。

71 :んで、きゃすてぃんぐ:2000/11/05(日) 04:11
最後に元ネタとの対比も書いたのがええんかな?
見ての通り、元ネタは弁慶と義経伝説から。
モデルはこんな感じでございました。

信濃坊サトシ   武蔵坊弁慶  
アキヒロ     源 義経
イマオカ     源 頼朝
鬼天狗      鬼一法眼(鞍馬山の天狗・義経の師匠)
神の宮の僧兵   延暦寺の僧兵           

んで、挫折した続きの部分の設定・・・。

野村克盛     平 清盛
森黒酢法皇    後白河法皇
雑草将軍上原   木曽義仲
ニヲ御前     巴御前      でした。


72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 04:16
>>71
北条政子&静御前が気になる・・・
ついでに梶原景時とか。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 04:23
2ちゃんには名スレッドを保管する「スレの殿堂」みたいなのは無いのかね?

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 04:25
昨日バイトで8時閉店だからお客さんを帰そうとした。
テレビ置き場で野球を観戦しているじじいがいたから
「すみません、もう閉店なのですが・・・」と語りかけたら、
私が物を言い終わる前に「ふざけんな俺は客なんだ
最後まで見せやがれ」といいつつ俺を突き飛ばしやがった。
しかたがないので店長を呼んでなんとか説得しようと
しても全然言うことを聞いてくれない。しばらくすると、
誰が呼んだのか警察が来た。するとどうだ、今までの
態度を180度変えて「松井が見たかっただけですよー」
とか言ってその場をやりすごし帰ろうとしやがった。
警察の人が「だめです、署まで御同行願います」と
腕を掴んでそのじじいを引っ張ろうとしたら、ズボンの
後ろポケットに挿された丸められた報知新聞が落ちた。
地面に当たりゴツッという音と共に丸まっていた新聞が開くと
その中から商品の乾電池が出てきた。そうなるとその爺は
支離滅裂で最後には逆切れ、俺に向かって全ては俺がいけない様
な事を叫んでいる。最終的にそいつは警察に連れて行かれたものの
あんな馬鹿の相手はもう結構です。

75 :57:2000/11/05(日) 05:03
>>61

じゃあ、なんかもっといってやればいいだろ。
なんか一人で寂しそうだし、大変そうだからいったんだよ。
なに勘違いしてんだ。馬鹿かお前?

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 16:58
信濃坊サトシの作者の方、お疲れ様でした。昨夜一晩で最後まで
書き上げてしまったなんてすごい。最後まで楽しく読ませていただきました。
ただ、アキヒロがどのようにしてサトシに心惹かれていくのかが謎のまま
終わってしまったことが少し心残りですが、謎のままにしておいた方が
良いのかもしれませんね(^^;
今度は小ネタということですが、次回作も期待しております。

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 17:01
あげ

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 17:18
http://www.kitanet.ne.jp/~beloved/be_with_you-love_photo.html
リアル板モナーなかなかかわいく描けてます。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 17:57
お疲れ!>信濃坊サトシ作者

いい国作らな今岡幕府・・・やはり今岡はネタ要員(イマオカ

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/06(月) 00:26
作者さん、お疲れさまです!
これを読むために39度の熱を押して起き出してきました・・・。
満足です。もう寝ます。作者さんもゆっくりお休みになってください。

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/06(月) 00:32
リッチな生活

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 16:02
あげ!

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 23:11
うがー

84 :( ・ ε ・)@兄さんの赤い小鳥:2000/11/08(水) 23:17
・・・。

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