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吸血大殲 其の弐拾壱 『鬼哭骸』

1 :ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ ◆SINSO3sw :02/04/11 21:25
このスレは、吸血鬼や狩人、あるいはそれに類する者が闘争を繰り広げる場である。 
無論、闘争だけではなく、名無しの諸君の質問も随時受け付けておる。 
気軽に質問をして欲しい。 
 なお、新規の参加者は下記の『吸血大殲闘争者への手引き』でルールに眼を通した上で、  
テンプレを用いて自己紹介をせよ。 
テンプレは>2-10を参照するがよい。 
 
■『吸血大殲闘争者への手引き』 
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/4504/vampirkrieg.html  
 
■専用JBBS(雑談・闘争の打ち合わせなどはこちら) 
http://jbbs.shitaraba.com/game/163/vampirkrieg.html



以下は、関連リンクである。 
 
■参加者データサイト『吸血大殲 Blood Lust』(左手作成・過去ログも全てこちらにあり) 
http://members.tripod.co.jp/humituki5272/taisen/index.html 
 
■『闘争記録保管所』(緑川淳司作成・各闘争ごとに整理された記録) 
http://members.tripod.co.jp/tajuunin/taisen.html 
  
■吸血大殲本家サイト 
『From dusk till dawn』 
http://www.uranus.dti.ne.jp/~beaker/ 
  
『戦場には熱い風が吹く』 
http://ha7.seikyou.ne.jp/home/hagane/index.html 
 
■前スレ 
吸血大殲 第20章 殺戮考察
http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1017941718/
 
■太陽板の質問スレ 
吸血大殲/陰 其の14〜神羅屋敷地下室 餌の時間〜 
http://www.alfheim.jp/~narikiri/narikiri/test/read.cgi?bbs=TheSun&key=009742840

■吸血大殲専用チャットルーム
http://3nopage.com/~vamp/chatin.html

■JBBS内・感想スレッド(闘争の感想などはここに)
名無し(及びその他)吸血鬼達が物凄い勢いで感想を言うスレ2
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=163&KEY=1013072172

2 :ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ ◆SINSO3sw :02/04/11 21:26
自己紹介用テンプレートである。 
  
出典 : 
名前 : 
年齢 : 
性別 : 
職業 : 
趣味 : 
恋人の有無 : 
好きな異性のタイプ : 
好きな食べ物 : 
最近気になること : 
一番苦手なもの : 
得意な技 : 
一番の決めゼリフ : 
将来の夢 : 
ここの住人として一言 : 
ここの仲間たちに一言 : 
ここの名無しに一言 :

3 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/11 22:13
俺 vs チャイナ・ブルー 導入     
 
 ああ、クソッ! 
 なんで俺一人なんだよ!? 
 
 夕日に晒されて、長く影が伸びる。アスファルトさえない土を剥き出しにした道路に、 
 佇む俺の姿が紅く染まる茶色い地面へくっきりと浮かび上がった。 
 全身を真っ赤に燃やし、俺は目の前のをゆっくりと見上げる――人気のない、寂れた洋館を。 
 なんでもここには吸血鬼が一匹潜んでいて、悪さを繰り返しているらしい。 
 吸血鬼と言えばピートたちの島を思い出したが、アレとはまた違う種類だとか。 
 
 そんでもって、俺はそいつを退治しに来たわけで。 
  
 俺一人に押し付けられた理由――――報酬が安かったから。 
 美女をさらう吸血鬼相手におキヌちゃんを連れてくるわけにもいかず。 
 かといってシロやタマモを連れてくる理由もなく。 
 ましてやタイガーやピートを誘って低い報酬をさらに減らすつもりは毛頭無かった。 
  
 はぁ・・・ま、いいんだけどよー。 
 
『報酬はま、半分はあげるから』 
『なんにもしないのに半分もピンハネするんすか!』 
『それでもウン百万円は貴重だと思うけど?』 
『う・・・そ、そりゃまあ』 
『そう言えば、そいつ、あちこちで女の子をさらってるみたいなのよね〜』 
『助け出せれば、良い事あるかもね♪』 
『で、報酬がどうかしたかしら?』 
『報酬がどうかしましたか?』 
 
 ふと、美神さんとのやり取りを思い出す。 
 よく考えたら、吸血鬼にさらわれた女の子って吸血鬼になってるよな〜。 
 ・・・助けても血なんか吸われたりして。 
 
 やっぱ、帰ろうかな〜。 
 でも、今さら帰ったら美神さんに殺される・・・か。 
 まさか、そんな、あ、でも。 
 あの人、金なんか唸るほど持ってるのにたかが数百万で殺しかねんしな・・・  
 
「ええい、やったる!!」  
  
 ――――ガン! 
 と、扉を蹴破って、中に躍り込む。埃っぽい空気が胸を充たして、俺は堪らず咳き込んだ。 
 くそ〜、掃除ぐらいしておけよ! 
 
 毒づきながらも懐から懐中電灯を取り出そうとして――――――蹴り飛ばされた。 
 転がりながらも何とか振り返ると、入り口に立つ人影一人。   
 ――――なんというか、事態は吸血鬼退治に比べて、ずっとややこしくなってきたようだった。 

4 :チャイナ・ブルー:02/04/11 22:47
ヨコシマvsチャイナ・ブルー「夕暮れの狂詩曲」

>3

あたしは茉莉花。ショーダンサーというのは表の顔、裏の顔は吸血鬼。
でも、あたしは人を殺さないし同族をむやみに増やしたりはしない。・・・無駄ないさかいを
起こしたくないからだ。夜の闇に潜んで生き続けるには、何よりも慎重さが大切だから。

しかし、その掟を破る者がこの街にいる。『氏族』を抜け、欲望のままに吸血と殺戮を繰り返す
はぐれ吸血鬼。―あたしはそれを狩りに来た。
・・・一族の結束にほころびがあってはいけない。吸血の民を守るため、はみ出し者には死を―

ヤツの根城にしている洋館にたどりついたのはもう夕刻だった。
と、扉の前に一人の少年。怖いもの見たさの探検ごっこ?いや、違う。強い霊気を感じる。

『・・・吸血鬼ハンター?!』

これは困った。はぐれたとは言え同族は同族。人間なんかの、しかもハンターの手に掛けさせる
なんて、『氏族』の長が許さないだろう。
とっさに背中を蹴り飛ばし、館の中に押し込む。見るからに経験不足そうな少年ハンターだ。
さくっと気絶させて放り出そう。
あたしは、すかさず一歩踏み込む。震脚から流れるように鳩尾への突き、一発で決める!

「絶招歩!」

5 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/11 22:57

>前スレ497 レイオット&紫雲 vs アルクェイド 『企業の論理』
 
特に何も出来ずに激突する黒い男と鎧の魔法士。
人間としては傑出した能力を持つ者達ね…でもこれで終り。
 
―― どんな風に殺して欲しい? ――
 
自分でも凶暴になっているのが良く解る。
けどそれも当然、この人間達はそれだけの事をわたしにしてくれたのだから。
   
先ず動けない様に足を切り離そう…そう思って走り出した瞬間。
二人に姿、気配が、わたしの認識から消えうせた。
 
―― え、何これ? この気配…まさか!! ――
  
わたしの知らない精霊、そうとしか考えられない。
世界の延長たる『真祖』に従わない精霊など、わたしの知識には無い。
でも、この場を満たしている力は紛れも無く『精霊』と呼ばれる現象だ。
  
―― わたしに眼を精霊を使って誤魔化すなんて ――
   
どこまで、わたしを愚弄すれば気がすむのだろう。
ならば、教えてやろう本当の精霊の力を…空想具現化と呼ばれる能力を。
  
空を見上げる、…そこに月は無い。
だた厚く暗い雲がそこに在る、熱い空気、立ち込める血の匂い。
   
―― どれも気に入らない ――
  
だから、全てを押し流そう。
 
世界には意志あるが、意識は無い。
だから犯されても、汚されても反撃など出来ない。
だからわたし達がいる、世界の代弁者として、世界の『意識』として。
  
―― せめて、月の光を浴びたいわ ――
 
わたしと世界と同化する、わたしの意識が世界の秩序を形成する。
…そして、『空』が落ちてきた。  
   
一般的には『ダウン・バースト』と呼ばれる強烈な下降気流の流れ。
直撃すれば航空機などあっさりと堕とす、観測されることも希な気象現象。
   
通常ならこんな所で発生などするはずが無い。
だけど今は『わたし』が望んだ、より強く、より凶暴に荒れ狂う様に。
 
周囲が爆発するように瓦礫が吹き飛ばされ、停滞した空気が入れ替わる。
立っている事も不可能な暴風の中心に、わたしだけが静かにたたずむ。
空にほっかりと開いた窓から月の光が流れこむ。
  
血に汚れた身体と濁った空気が月の光と雨に洗いながされる。
より強力な力に吹き散らされた、精霊の力が消えていく。
   
―― ああ、月が綺麗ね、これからがわたしの時間よ ――
  
暫く、月の光とと雨を楽しんだ後、再びわたしの瞳が彼等を映した。
  
「見つけたわ、もう逃がさない」 

6 :紫雲(M):02/04/11 23:05
>5 vs アルクェイド 『企業の論理』
 
 風!? 
 死んだビルの谷間を荒れ狂う嵐が舞い降りてきた。辺りの空気が震え始め、 
 その力を殊更に強調している。真正面から受けたら、暴風にまみれて消えかねない。 
 強化反射神経に最大限の負荷を与える。 
 投薬量が限界まで増え、電気信号のパルスは筋肉を、脳髄を加速の渦に押し込める。 
 
 未だ反応しきれないレイオットの片腕を掴み、加速。加速。加速! 
 この作戦に彼の存在は欠かせない。ともあれ、今は第二次作戦ポイントへ・・・  
  
 震える大気を押しのけて、紫雲の体が瓦礫の狭間を駆けた。 
 浮かび上がりつつあるコンクリート片を蹴り、鉄骨を掴んで、いち早くこの場から立ち去る。 
 目標のポイントまで下がらねば、体勢を立て直す事も敵わない。 
 
 隠匿の効果が消える前に――――――! 
 
 そこで、ついに暴風が到達した。 
 ポイントがずれていたお陰か、風の束は紫雲たちの背後から押し寄せた。 
 風にまみれ、弾かれ、叩き付けられる。 
 コンクリートとアスファルトの地面に転がりながらも・・・体は何とか、第二次作戦ポイントまで到達していた。  
 
 隠匿の効果も、都市精霊ももはや無い。 
 それでも稼げた僅かな時間に感謝しながら、紫雲は物陰にカモフラージュされた武装を手に取る。 
 真祖が来るまで時間はない。だが、それでも策は張らねばならない。  
 身を翻し、いくつかのスイッチを手に取ると・・・既にそこにはアルクェイドの姿があった。 
 
 月影に佇む姿、それ目掛けて紫雲はトリガーを絞る。 
 再び吐き出される機銃の弾を確認することなく、ミラーシェードの男は走った。 
 その身を囮とした、罠へ誘うために・・・

7 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/11 23:10
>4 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 一発の衝撃で体が浮かぶ! 
 うぞっ! 聞いてない! 
 いきなり殴られるなんて、しかも後ろから―――――― 
 
 もんどり打って倒れる、俺。 
 体中埃まみれにしながら、意識がどんどんと遠くへ・・・あかん、こりゃ、気絶す・・・ 
 ぼやける視界。 
 その最後に映ったのは、チャイナ服を着た可愛い中華風の女の子・・・・  
 
 女の子ッ! 
  
「大丈夫、怪我はない? 俺、横島――――!」  
 
 後ろから、しかも殴られた事なんてのは一時忘れて、俺はその子の保護に努めた! 
 いや、別に下心なんて無い。 
 無い、無いんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 

8 :チャイナ・ブルー:02/04/11 23:35
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 >7
手加減はした。加減抜きなら人間なんか一撃で殴り殺せるのがあたしたち吸血鬼の膂力だから。
でも、けろっとして立ち上がってくるこの少年は何者?

「大丈夫、怪我はない? 俺、横島――――!」  
 
・・・殴られておいてその反応はないでしょ、とか何とか思ったり。

「何やの、あんた?!」

あたしは正直、混乱していた。彼はわたしに殴り飛ばされながらも、敵意も怒りも見せない。
むしろ、あたしのことを気遣っている。いったいどういうことなんだろう。

「・・・悪いことは言わん、さっさと出て行きぃ」

つとめて冷静に、感情を押し殺してあたしは彼に言った。
何やら、とんでもない相手に関わった、という悪寒が背筋に走っていた。

9 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/11 23:44
>8 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
「そんな事を言わないで、可愛いお嬢さん!」 
 
 素早く手を取る。さっきの拳は鋭かったけど、やっぱ柔らかくてええ感触だった。  
 う〜ん、やっぱ女の子はええな〜。 
 
「ここは危険です! 出ていくなら、俺と一緒に――――」 
 
 取った手をそのままに、肩に腕を回す。そのまま体を百八十度回転させ、足をドアへと向けた。 
  
 助けたっ! 何か知らんけど、一人助けた気がする! 
 助け出せれば、良い事・・・良い事・・・! 
 
「く、くくくく・・・」 
 
 笑いが色々と、とまらん! 
 俺はチャイナ服の女の子を連れて、館を出ようとする――――  
 
「そー言えば、君。名前は?」 

10 :チャイナ・ブルー:02/04/11 23:52
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>9

困った。この少年ハンターは、あたしのことを犠牲者か何かだと思っているらしい。
肩に回された手を取り足を掛け、そのまま顔面を扉に叩きつける。無論軽く、だが。

「あたしは茉莉花(ジャスミン)。ここの外道吸血鬼はあたしの獲物や・・・邪魔せんといて」

ぶざまに顔面を打ちつけ、床に這いつくばる彼に冷たく言い放つ。
これで帰ってくれれば、これ以上痛めつけずに済むから、内心にそんな思いがよぎった。

しかし、彼は立ち上がるとこちらに向き直る。やるしかない、そう思いあたしは構えを取った。

11 :ロゼット&クロノ&アズマリア ◆AMENUx66 :02/04/11 23:55
前スレ>505
VS アルトルージュ
『The redoing saints』
 
急激に、私達の周りが冷え込んでいく。
地面を走り、白い絨毯が私達に迫る。
 
「あ!?」
「きゃぅん!!」
 
白い絨毯に追いつかれた私達の足が、地面に磔られた。
軋むような痛みが足に走る!
 
「くあ・・・・・・アズ・・・平気?!」
「うぅ・・・・大丈夫・・・・です。」
 
はぁはぁと、白い息を吐きながらアズマリアに問う。
クロノ開放による消耗が、寒さによって加速する。
うぅ・・・・・。
 
≪ロゼット、アズマリア!?≫
 
クロノの悲鳴にも似た声。次の瞬間、私たちに降り注ぐ雹!
 
「きゃぁぁぁぁ!!」
「アズッ!!!」
 
無慈悲に雹が私たちを打ち据える。
一つ一つは小さいが、数が多くなれば・・・・その破壊力は馬鹿にできない。
雹が降り止むころ、私とアズは全身に打ち身を作ってぐったりとしていた。
アズマリアにいたっては、完全に気絶している。
・・・・・まずい・・・・消耗が・・・・激しすぎる・・・・。
 
クロノの封印をといた影響、それにあわせてこの攻撃。
私の体力は限界に近づきつつあった。
 
『どう、痛い? 苦しい? デモ、マダコンナモノジャスマセナイ』

そんな事をいいながら彼女が私たちに迫る。
 
《 ど く ん 》
 
こんな―――時にまで!!
再び襲い来る既視感。
次に―――クロノが――――――
私の頭の中に見たことがない、なのによく知っているような光景が広がる。
 
彼女との間に入るように、クロノが舞い降りる。
そしてクロノが、私とアズマリアを抱きかかえた。
私の意識は完全に朦朧とし始めている。
クロノの顔には、彼女に対する憎悪の表情が浮かんでいる。
『記憶の中と同じように』。
 
だめ―――――クロノ――――――――――
このままじゃ―――――このままじゃ―――――『 ま た 』!!

12 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/12 00:00
>10 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 埃っぽい。 
 口の中までじゃりじゃりする。 
 目にも入って、ちりちりと痛む。 
  
 吸血鬼が獲物? 
 この娘もゴーストスイーパー? 
 でも、そんな雰囲気じゃない。 
 ならこの娘は、この娘は一体? 
 
 がんがんがんがん、叩き付けられた頭が痛む。 
 鼻の奥からつんとした刺激が来る。鼻血がちょっと、出たっぽい。 
  
「君が・・・やる事もないだろ、茉莉花さん」 
  
 俺と茉莉花、交わる眼光はとても鋭くて。 
 でも、やっぱり危険な目とか合わせたくないから。 
 
「俺が片付ける。これは、俺の仕事だから」 
 
 霊波刀を右手に生み出す。威嚇とも、牽制とも、脅しとも取れない行為。 
 それでも俺は「栄光の手」を構えると、ちょっとだけ語意を強めていった。 
 
「茉莉花さんは、帰ってくれないか?」 
 
 ・・・これで帰ってくれなきゃ、えっと、どうしようか?

13 :チャイナ・ブルー:02/04/12 00:09
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>12

彼の手に光る霊気の剣。やっぱり、見た目はともかく相当の使い手だ。ここの主ぐらいなら
容易に仕留められるだろう。ならば、なおさら―

「同族の不始末は、同族のあたしがつける。あんたこそ・・・去りや」

あたしの右目が蒼く光る。得意の構え、左足を高く上げ、右手に扇を。
なんとか殺さずに降参させられないものか、そんな考えを振り払うかのように、あたしの体は
宙に舞った。死角からの連脚、直撃すれば骨ぐらい砕くのは造作ない!

14 :アルトルージュ(LV3) ◆4KUROu1. :02/04/12 00:21
>11 『The redoing saints』
 
 悪魔が憎悪をたぎらせて、襲い掛かってくる。
 
「―――――!?」
 
 反応が遅れた。
 悪魔の蹴りをモロに喰らって、私の身体は吹き飛ばされた。
 
 そのまま、悪魔は畳み込むかのように私に攻撃を仕掛けてくる。
 
 ――あれ?
 
 ――この光景は……
 
 悪魔の攻撃の合間を縫って蹴り飛ばす。
 
 ――この後は確か……
 
「聞いた風な口をきかないないことね。あなたたちが勝手に仕掛けてきて、こうなったのでしょう?」
 
 ――もう、間違いない。運命の歯車は止まらない。
 
「――それにここまで私に屈辱を与えてくれたのはあなたたちが初めて。ナブリコロサレルカクゴハイイ?」
 
 ――前より、苦しい死を与えてあげる
 
 私の頭の中で、イメージが紡がれる。
 
 ――それは天の咆哮
 
 ――かつては神々の裁きと評されたモノ
 
 雷鳴が辺りに轟いた。
 安心しなさい。
 死なない程度に、威力は控えてあるから……
 
 ――オタノシミハコレカラヨ

15 :淫藤宗光/ヒトラー:02/04/12 00:21
淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&壇隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」

前スレ 吸血大殲 第20章 殺戮考察 >470 >474
http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1017941718/

「一丁上がりだ」5人目の亡霊武装SSを切り倒した天馬は、同じく亡霊兵士
どもを屠った隼人に笑みを返し、ぐっと親指を立てた。

しかし、二人は顔から笑みを素早くぬぐいさった。
二人は大広間の奥にいまだわだかまる闇の奥から、先ほどの亡霊武装SSとは
けたちがいの妖気を感知したのである。

キュラキュラキュラキュラ……闇の中から威圧的なキャタピラ音が聞こえてくる。

そして、息を殺す二人の前に現れたのは迷彩塗装の縞を持つ鋼鉄の王虎――
ドイツ第三帝国最強最後の重戦車、Y号戦車B型ケーニヒス・ティーゲルであった。

「むう、これは――」

隼人の霊的視覚はこれがただの戦車ではないと見破った。
彼の目には、ケーニヒス・ティーゲルの車上にわだかまる、赤い瞳を持つ
黒い影が映っていたのである。

かつて前大戦末期、ドイツ第三帝国は敗色濃厚な戦局を挽回するため、
吸血鬼の人工製造など数々の狂気の実験に手を染めた。
その一つに、兵器に地獄から呼び出した悪霊を憑依させ、燃料も搭乗員も必要と
せず、聖別された武器によってしか破壊しえない兵器を作ろうとする計画があった。

ほとんどは悪霊を呼び出した魔術師が食い殺されるだけの失敗に終わったが、
このケーニヒス・ティーゲルはほぼ唯一の成功例であった。

しかし、この怪物は実戦に投入される前に或る勇敢なパルチザン達によって破壊
された。その地獄の虎をも、宗光とヒトラーは蘇えらせたのである。

隼人は、影がぱっくりと口を開け笑うのを見た。久方ぶりの獲物に悪霊は歓喜
しているのであった。

そして、二人を細切れの肉片に変えるべく、ケーニヒス・ティーゲルの
71口径88ミリ砲が火を吹いた。


 


16 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/12 00:22
>13 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 ようやく、気が付いた。 
 彼女は吸血鬼で、
 たぶん俺なんかよりもずっと強くて、 
 ただお金のためだけに来たスイーパーなんかよりも、ずっと強い覚悟があって・・・ 
 
 と、――――蹴り飛ばされた。  
 
 まともに一発肩口に喰らい、みしりと嫌な音がする。 
 そのまま、さらに蹴り。俺の体は床に叩き付けられた。

「い、いだだだだだだだだだだ・・・・!」 
 
 痛い! 骨が、骨が折れてる!? 
 つーか、あの娘、俺を殺す気か!? 
   
 ・・・うう、凄い逃げたい! 
 ・・・でも、でも、美神さんのお仕置きはイヤじゃあ! 
 
 相反する二つの意志が鬩ぎ合い、体を縛り付ける。 
 骨を何とか文珠で治すと、未だこちらにあからさまな敵意を向けてくる茉莉花の姿があった。 
  
 ど、どうするよ、おい! 
 片手に文珠を取りだし、距離を取る。茉莉花を何とかして無力化しないと・・・

17 :チャイナ・ブルー:02/04/12 00:35
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>16
「まだ、分かれへんの?」

務めて冷たく、敵意を前面に押し出すように言う。並みの人間なら悲鳴を上げて逃げ出すのに、
そう内心でぼやきながら。

横島、と名乗ったハンターは、あたしから距離を置く。たぶん技はあの霊気の光だけじゃない。
だったら、その小細工をさせる暇を与えないだけ!あたしは、低い態勢で駆ける。
スライディングから体を躍らせ、ブレイクダンスの要領で長い、自慢の脚線美を振り回す。
足払いから蹴り上げるような優美な凶器、これでなんとか黙らせられないか―

18 :レイオット・スタインバーグ ◆moldKlTM :02/04/12 00:44
>6 vsアルクェイド
 
 身を包む装甲の表面に、浅く、または深い傷を刻みつけて、彼らはようやく、目的地へと到着していた。
 既に身体を覆っていた僅かな違和感は消え失せ、そして気がつけば、当たり前のように彼女――
 アルクェイドの姿がそこにある。
 
「ちっ――――」
 
 舌打ちをひとつ。身じろぎするごとに肋骨に鈍い痛みが走るが、可能な限りそれは無視する。
 ここには念のため、対魔族用狙撃ライフル――AMI・ASR01<サンダーボルト>――が用意してあったが、
 ミサイルの直撃をくらっても生きているような生き物に、7ミリ程度の銃弾が通用するはずもない。
 事実、雨のように機銃から撃ち出されている銃弾をさして気にもとめず、彼女は威圧するように、ゆっくりと
 こちらに接近してきていた。
 
「さて――どうする?」
 
 独りごちる。紫雲は既に、どこかへと走り出していた。おそらく……何らかの罠にでも誘い出すつもりなのだろう。
 何をするつもりなのかは知らないが……こちらに対する指示は、とくに受けていない。
 ならば。
 
「こっちは……好きにやらせて貰うか」
 
 呟いて――彼は、走り出した。同時に、携えたスタッフの操桿を操作。こきん……と言う音とともに、装填されている
 基礎呪文一回分の魔力が活性化。
 
 重くなった視界に、大きくアルクェイドの姿が映る。血にまみれながらも、月光によって浮き彫りにされるその姿は、
 なんというか……酷く凄惨で美しい。そんな柄にもない思考に自重しつつ、彼は全力疾走の中でスタッフを付きだし
 ――叫ぶ。
 
「――――顕っ!」
 
 撃発音声――爆音の中にあっても、さらに鋭く、切り裂くようなその叫びは、瞬間的に魔法を顕現させる。
 胸元から二つ。乾いた音を立てて、拘束端子が弾け飛んだ。
 <ディスポーズ>発動。網目状となった不可視の刃が、スタッフの先端から、アルクェイドに向かい射出される。

19 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/12 00:58
>17 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 逃げるべきか、戦うべきか・・・しばし、熟考の後――――出た結論は。   

「逃げよう」 
   
 そーだよな、うん。金に命賭ける事、無いよな。いくら美神さんでも茉莉花がいたことを話せば、 
 わかってくれる可能性はあるし。よし、ここは一発大人しく引き下がって帰ると・・・ 
 する前に、茉莉花はさらなる攻撃を加えてきた。 
 
 足が・・・綺麗なふとももが回ってらっしゃる。 
 い、いや、俺は逃げる! まともにやり合ってたら、命がいくらあっても足りん! 
 そーだ、俺は逃げる。逃げるんだ・・・ 
 
「――――逃げとう、無いな〜」 

 呟いた時には、既に逃げられる状況ではなかったが。  
 迫る脚線美を網膜に焼き付けながら、俺は足払いをまともに喰らい、体勢が崩れたところに・・・ 
 
「も、文珠ッ!」 
 
 とっさに文珠を発動。浮かび上がる文字は「跳」――文字の通り俺の体は倒れる前に跳ね上がって、 
 茉莉花の頭を軽々と飛び越えた。虚をつく俺の動きに一瞬だが少女に隙が出来た。 
 よし! 今、文珠を使えば確実にここから逃げる事が出来る。 
 体術に差がありすぎるんだ、まともにはやり合えない。 
 もったいないけど、逃げるしか、逃げるしか――――――  
 
「はっ!?」 
 
 だがどういうワケか、俺の体は茉莉花に抱き付いていた。 
 ええと、なんちゅーか・・・幸せや・・・・・・・・・

20 :ロゼット&クロノ&アズマリア ◆AMENUx66 :02/04/12 01:01
>14
VS アルトルージュ
『The redoing saints』
 
《がああああああああああっ!≫
 
クロノが、私とアズマリアを抱きかかえて彼女に迫る。
あぁ―――――――
駄目――――――!!
 
クロノのラッシュが、彼女を捕らえる。
次に、その間隙を縫った彼女の蹴りがクロノを弾き飛ばす。
『前と同じように』。
 
『聞いた風な口をきかないないことね。あなたたちが勝手に仕掛けてきて、こうなったのでしょう?』
 
彼女が、私達に手を向ける。
駄目――――――なの?
私の頬を涙が伝う。
結局、前と同じ結果しか――――――。
 
 
――――――だが――――――
 
 
『――それにここまで私に屈辱を与えてくれたのはあなたたちが初めて。ナブリコロサレルカクゴハイイ』
 
え?!
私達めがけて、雷撃が落ちる!
 
≪ちぃッ!!≫
 
クロノが、障壁を張ってそれを防いだ。・・・・・・・『前と』違う?
 
≪くそ・・・・時間が!!≫
 
クロノの焦燥した声。そう・・・・か。
 
「くろ・・・・の・・・・・。」
≪ロゼット?!≫
「じかんがない・・・・よく・・・・きいて・・・・・。」
 
私は、朦朧とする意識のなか、作戦を伝える。
 
≪・・・・・ロゼットは!何でそう無茶なことばっかり!!≫
「しかたないでしょ・・・・・ほかにおもいつかなかったんだから・・・・・」
≪チャンスは一度・・・・か。何もしないよりはまし、ってとこだね。≫
「しんじてるわよ・・・・あんたのこと・・・・・・」
≪あぁ・・・任せてほしい。≫
 
クロノは、牽制するように彼女めがけて光弾を放つ。
 
奇跡は、私達に少し味方してくれた・・・・・・!
『今度』は失敗しない!!

21 :竜崎 天馬(M) ◆TenMaB1I :02/04/12 01:05
>15 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&壇隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」
 
「せ、戦車かよ・・・」
 
 広間の最奥より現れたのは、重戦車ケーニヒス・ティーゲル。
 豪胆な天馬といえども、さすがに顔色が青ざめる。
 
 そして、轟音。
 
 音が聞こえたか、という瞬間には、二人は横に飛んでいた。
 一瞬前まで二人のいた場所は、71口径88ミリ砲の直撃を受け、大きく抉り取られていた。
 直撃を受ければ、肉片すら残るかどうか。
 その上、いかなる業によるモノか、ケーニヒス・ティーゲルは弾薬の補給も無しに71口径88ミリ砲を連射。
 
 しかし、二人の卓越した身体能力ゆえに、直撃はない。
 傷などはせいぜい着弾時の破片によるもの程度とは云え、このままではまずい。
 
 なれど、この地獄の虎を破らねば、先へ進むことは不可能。
 
 苛烈に続く砲弾の雨を避けながら、隼人に問いかける。
「なあ、アンタの気でアイツを黙らせられないのか?」

22 :アルトルージュ(LV3) ◆4KUROu1. :02/04/12 01:17
>20
『The redoing saints』
 
 悪魔が光弾を放つ。
 だが、その程度では牽制にもならない。
 
 ――直撃
 
 でも、かすり傷一つ、私は負わない。
 鬱陶しい。
 やっぱり、今すぐ殺そう。
 さあ、殺そう、ころそう、コロソウ!
 
「それで? ああ、もうネタは尽きたのね? ふうん、もう、いいわ。シネ――!」
 
 ――イメージ
 
 ――何もかも切り裂く無慈悲な刃
 
 ――風の魔性の具現
 
 私の周囲の大気の層が不自然にぐにゃりと歪む。
 
「ああ、これだけじゃ、私の気はすまないわ。
この後、プライミッツマーダ―とともにあなたの組織に乗り込んで、皆殺しにしてあげる――!」
 
 私はそう彼女に最後になるであろう言葉を告げた。
 
 そして、一気に無数の真空の刃が異音と共に3人を解体すべく、飛んで行った。
 さて、果たして、3人は何分割されるだろうか?
 
 ――トテモ、タノシミ

23 :チャイナ・ブルー:02/04/12 01:28
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>19

どういうことなんだろう。彼はあたしから逃げられたはずなのに。
・・・よりにもよって、抱きついてきた。思考が白紙になる。

あ、けっこうたくましい胸板かも、じゃなくって、いやぁん、あたしには飛燕が、じゃなくて。

「やあっ、何すんのや・・・!」

とりあえず突き飛ばしてはみたが、どうも毒気が抜かれる。
外から漏れる光の色は、オレンジから紫に変わりつつある。『ヤツ』の時間が来る。その前に―

「ごめんなぁ・・・これでおねんねしてくれる?」

あたしの体のジャスミンの香りが、その濃密さを強める。吸血鬼さえも麻痺する魔の香り。
それが、玄関に充満する。

「ええ香りやろ・・・これでいい夢見てくれる?んふっ♥」

24 :檀隼人(M):02/04/12 01:33
>15>21 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&檀隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」

「頼りにされるのは光栄だが、相手があれではちときついな。飛び道具も今は撃てんし。
もっとも、倒せねば死ぬだけか」
 
 苦笑を消し、隼人と天馬は散開した。
 キャタピラ音も軽快に、10メートルを越す鋼の獣が進軍して来る。
 かつてアルデンヌの森を鳴動させた響きを以って。
 轟音と炎が闇を裂き、大地を揺らした。88ミリ砲が火を噴いたのである。
 盾にした石柱が粉微塵に爆発した。
 
「ナチの怨霊艦隊に幽霊戦車か。凄い世界だ。――ここも、な」
 
 余程勘の鋭い者なら、走る隼人の声に込められた想いを聞き取る事が出来たかもしれない。
 無限の並行世界を旅してきた戦士の、それは寂しさだったろうか。
 
 巨獣(ベヘモス)はその重量故に、当然小回りは効かない。その隙を縫い、隼人は一気に妖戦車へ
肉薄した。
 車体に取り付いた黒い影――悪霊が威嚇する様な唸り声を上げた。反対側を向いていた砲身が、
隼人目掛け旋回しかける。
 それに構わず脇腹につけた両の拳が、青白い光を発し始める。大きく振り被ったそれらを、隼人は
戦車に――

 叩き入れた。
 
 左右の拳が鉄甲を撃つ音。それは肉と鋼ではなく、確かに鋼と鋼がぶつかり合う音であった。
 『気』を纏った正拳が、手刀が、貫手が、間断なく戦車の装甲をえぐる。
 比喩ではなく、ケーニヒス・ティーゲルの護りはぶち抜かれつつある。
 
「実体のある鋼ならともかく、半ば妖物なら俺の手でなんとか――む、いかん!」 

25 :ロゼット&クロノ&アズマリア ◆AMENUx66 :02/04/12 01:41
>22
VS アルトルージュ
『The redoing saints』
 
光弾を放つと同時に、クロノが私たちの車へと疾走する。
そして、ぼこぼこの車から『アレ』を取り出す。
 
『それで? ああ、もうネタは尽きたのね? ふうん、もう、いいわ。シネ――!』
 
彼女の周りの空間が歪む・・・・・。
前と同じように。
だが、一度見た技など!!
 
『ああ、これだけじゃ、私の気はすまないわ。
 この後、プライミッツマーダ―とともにあなたの組織に乗り込んで、皆殺しにしてあげる――!』
 
彼女が叫ぶとともに無慈悲な刃が、私達を切り裂かんと迫る!
クロノが、『アレ』を彼女へと投げつける。
 
 
そ し て 、 刃 は ず た ず た に 切 り 裂 い た 。
 
 
『クロノが背負っていた武器のパックを』!!
同時に、中に入っていた銃弾が炸裂し、あたりに閃光を放つ。
 
閃光が消えた後。そこに私たちの姿はない――――――!!

26 :アルトルージュ(LV3) ◆4KUROu1. :02/04/12 01:50
>25
『The redoing saints』

 悪魔が何かのバックを私に投げる。
 直後、切り裂かれたバックから閃光がほとばしる。
  
「―――!?」
 
 目の前が真っ白になる。



 視界が元に戻った後、3人の姿は無かった。
 
「逃げた――、それとも――?」
 
 私のその一瞬の躊躇の間に――

27 :緑川淳司 ◆CRSxoxJM :02/04/12 04:47
◆御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司◆
前スレ>513 シグモンド
 
「なにじろじろ見てやがるんだ!!」
清水寺の境内をうろうろしていた淳司はそのように周りに威嚇するように叫ぶ声を聞いた。
ほんの少しだけ芽生えた好奇心からそちらの方向を見ると
そこには先ほど淳司を押しのけて去っていった男が数人の地元のチンピラと思われる男達に囲まながら平然としており、
その周りにいるチンピラの方がその男の気配に押されているようにも見える。
 
「おい!そこのお前!!さっきからなに見てやがるんだ!!」
先ほどから回りの通行人に対して威圧を掛けていた男がいきなり淳司のほうに向かってくる。
どうやら、彼らのご機嫌というものを損ねてしまったらしい。
午前中の古都らしい落ち着いた雰囲気はどこに行ってしまったのだろうか。
「いや、見てはいないよ。どうぞご自由に続きをしてください。」
そう淳司はいいその場から立ち去ろうとするがあしらわれた男はやはりそれを許さず、
日に焼けた浅黒い肌をさらに真っ赤にして無言で淳司の前に回りこみ、その無防備な腹に拳をいれる。
 
常人なら苦痛のあまりにへたり込む所だが、勿論吸血鬼である淳司は顔をしかめただけだった。
ゆったりとした動作で男の首筋に指を当てる。
それだけで男はその場に倒れてしまった。
淳司が男から生体エネルギーを吸収し貧血状態になってしまったからだ。
 
「や、野郎!!」
見た目的に優男である淳司になぜ仲間が倒されたか分からなかった他のチンピラたちであったが、
そうは言っても見過ごしては置けないのだろう。
男の包囲網をはずし、全員淳司に向かってくる。
それらの攻撃をかわし、最初の男のように地面に全員が倒れこんだのはさらに10秒後のことだった。
 
(やばい、目立ってしまった…。)
チンピラ達を倒してしまった淳司はいったんその場から立ち退くことにした。
(ほとぼりが冷めてからまた後で回り直そう…。)


28 :マッカーチス(M):02/04/12 12:26
エリvsマッカーチス 『another mission』
前スレ >510

マッカーチスの突き出した鋏を紙一重のところでかわしたエリは、下から突き上げる
ように放ったショットガンでその鋏を破壊した。
さらに素早く胴体の下に潜り込み、比較的に軽装甲の機体下部を撃ち抜く。
その破孔に何かを押し込むと、エリは怪物の脚と尻尾の間を転がるように駆け抜けた。
一瞬、敵を見失ったマッカーチスだったが、すぐに機体の向きを換えてエリに突進する。
ほとんどの武装を失ったとはいえ、生身の人間が相手ならばその鋼鉄の巨体だけで
充分すぎるほどだ。
その時、一発の乾いた銃声が鳴り響いた。
古風な中折れ式リボルバーが発した銃声だった。
次の瞬間、マッカーチスの巨体は内側から砕け散った。
マッカーチスの腹に押し込まれた砲弾が、小さな拳銃弾に撃ち抜かれて炸裂したためだ。
紫色の装甲板が宙を舞い、床に転がる。
吹き飛んだ脚が、壁際に積まれた木箱の山を押しつぶす。
巨大な鋼鉄のザリガニ、マッカーチスは完全に破壊され、戦いは終わった。
エリは「ミッション・コンプリート!」と言う声が、何処からともなく聞こえたように感じた。
   
「まったく、お前がナイフで稼いだりするから、すっかり遅くなっちまったぞ!」
白いバンダナを鉢巻きのように結んだ金髪の男が、すぐ隣を走る男に言った。
「そう言うマルコだって、やたらと天井に撃ち込んで隠し捕虜とアイテムを探して
いたじゃねえか。」
サングラスをかけた、栗色の髪の男が言い返す。
「同胞を救うのは当然の義務だろうが!」
マルコと呼ばれた金髪の男が、走りながら叫ぶ。
二人の男に十メートルほど遅れて、野戦帽をかぶり眼鏡をかけた女性が走っていた。
「マルコ少佐〜、ターマ大尉〜、待ってくださいよ〜!」
どこか緊張感に欠ける声で二人に呼びかける。
「急げ、フィオ!司令部の言ってた『新型兵器』は、さっきの捕虜から聞いた話じゃ
もう完成しているらしいぞ!起動しているとしたら、エリ一人じゃ荷が重過ぎる!」
マルコは走りつつ振り返って、フィオに言った。
「あいつのことだから、もう破壊していたりして・・・・」
ターマが小さく呟いた。

29 :ナルバレック ◆NaLNALoA :02/04/12 18:21
前スレ
http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1017941718/392
から
(殺人卿vs死の教師)
>392
 男のセリフ、空気が『動く』気配……
 何かが来る。
 そう感じた私は飛び退く。
 
 一瞬後、私が立っていた場所に銀の閃光が走った。
 私の頚動脈があった空間を性格にソレはなぞっていた。
 
「――ナイフに紐でもつけたのか。小学生の夏休みの工作か? もう、少し、工夫が欲しい所だな」
 
 私は肩をすくめる。
 こんな玩具で得意満面になっているネイムに少々、不快感を感じる。
 
「まあ、正確に急所を狙ったところだけは評価しておくか。で、もう、終わりか? ならば、殺すぞ?」
 
 私はネイムに向けて、そう告げた。

30 :ネイム・オンリー:02/04/12 18:58
>29 (殺人卿vs死の教師)
 
(これはまた、参りましたね……) 
 
あっさりかわされた刃を引き戻しながら、開いた左手で頭を掻く。 
しかし、投擲の瞬間を誤魔化し、投げる瞬間も見えないはずのあの状態で
彼女は一体どうやって飛来する刃を感知し、回避したのだろうか?  
 
(彼女が、人でありながら人の範疇を超えた存在だから?)
  
酷く安易な回答を思いついた自分に苦笑する。 
だとしても、やるべきことは、成すべきことは変わらないからだ。  
 
「評価はありがたく受け取っておきます。
 が、さて……殺されるのは困りますし、なにをしたものでしょうか?」 
 
短剣を右手の中に収め、もう一度投擲の姿勢を取る。 
ただし今度は、投げるだけではない。 
 
「芸の無い私ですが、もう少しお付き合い願いますよ」 
 
――投擲した次の瞬間、思い切り踏み出す。 
神経が反応し、筋肉がそれに応え、体がガクンと急発進した。 
 
 
死の教師はその名のとおり、標的を死を教えるべく走り出した。

31 :ロゼット&クロノ&アズマリア ◆AMENUx66 :02/04/12 21:24
>26
VS アルトルージュ
『The redoing saints』
 
《ぼごぉっ!!》
 
アルトルージュの背後の地面が大きく盛り上がる。
そこから現れたのは・・・・・クロノ!
 
≪おぉぉぉぉぉぉ!!≫
 
クロノは、驚き振り返るアルトルージュの胸元めがけ拳を突き出す!
 
《じゅぼぉ!!》
 
熟れた果実が弾ける様な音をたて、クロノの腕がアルトルージュの胸を貫く。
その手に握られるは・・・・・彼女の心臓!
彼女は、一瞬びくりと体を跳ね上げるがすぐにクロノに憎悪の視線を向ける!
 
≪まだ・・・・終わりじゃないんだよ!!≫
 
クロノは胸から腕を引き抜く。
みるみると塞がっていく傷跡。
その傷がふさがる前に―――――クロノは何かを傷後に埋め込んだ!
 
何かを包み込んだまま、傷がふさがる。
 
怪訝な表情を浮かべ、クロノに向き直るアルトルージュ。
作戦は・・・・成功した。 
クロノが大きくバックステップ、再び彼女に光弾を放つ!
絶対の自信があるのか、彼女はかわそうともしない。
光弾が彼女を直撃し――――――
 
《 ド ォ ン ! ! 》
 
彼女の体を光が包み込む!
さきほど、彼女にクロノが埋め込んだもの。それは、『福音弾(ゴスペル)』。
彼女の体に埋め込まれた『ソレ』が――――クロノの光弾の衝撃で、炸裂したのだ!!

32 :アルトルージュ(LV3):02/04/12 21:46
>31
『The redoing saints』
 
 突然、悪魔が私の背後に現れる。
 私が振り向いた瞬間に――
 
 私の胸を貫かれ、心臓は握りつぶされた。
 
「アハ、アハハハ! 私がこのくらいで死ぬ訳ないでしょ!?」
 
 心臓の再生を待つまでも無く、私は悪魔に迫る。
 
 ――そこに悪魔が何かを私に傷口に埋め込んだ。
 
 無駄よ、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄――
 
「――今更、何をしようというの? シニナサイ」
 
 悪魔が飛び退いて、光弾を放つ。
 だから、無駄よ。
 そんなもので――
 
「―――――!?」
 
 光弾の着弾と同時に私の中で呼応するように、爆発が起こる。
 何が起こったのかを理解する暇もなく、私の身体は消し飛んだ。

33 :アルトルージュ(LV3):02/04/12 22:06
>31
『The redoing saints』
 
 突然、悪魔が私の背後に現れる。
 私が振り向いた瞬間に――
 
 私の胸を貫かれ、心臓は握りつぶされた。
 
「アハ、アハハハ! 私がこのくらいで死ぬ訳ないでしょ!?」
 
 心臓の再生を待つまでも無く、私は悪魔に迫る。
 
 ――そこに悪魔が何かを私に傷口に埋め込んだ。
 
 無駄よ、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄――
 
「――今更、何をしようというの? シニナサイ」
 
 悪魔が飛び退いて、光弾を放つ。
 だから、無駄よ。
 そんなもので――
 
「―――――!?」
 
 光弾の着弾と同時に私の中で呼応するように、爆発が起こる。
 何が起こったのかを理解する暇もなく、私の身体は消し飛んだ。

34 :ロゼット&クロノ&アズマリア ◆AMENUx66 :02/04/12 22:11
>33
VS アルトルージュ
『The redoing saints』
 
『ロゼット、クロノ、アズマリアの三名を収容。
 重態一名、応急処置が必要と思われる者一名!オーヴァー?』
「ロゼット!アズマリア!」
 
僕の眼の前でロゼットがマグダラのエクソシスト達に車へと運ばれていく。
アズマリアは、応急手当を受けているようだ。
 
「・・・・・・・・・。」
「ロゼット!しっかりするんだ!!」
 
ロゼットは顔面蒼白になり、息も絶え絶えだ。
消耗しているところに、長時間封印をといていたせいだろう。
く――――!
僕は、コブシをきつく握り締める。
 
『クロノ、辛いのはわかるが・・・・27祖とたった三人でやりあって、生還できたんだ・・・・。
 君は、よくやったよ。ロゼット達もね。』
「それは・・・・そうかもしれないが。」
『ロゼットの事はまかせなさい。 私達が、責任を持って治療するわよ。』
「・・・・・頼む。」
 
ばたんと、扉が閉められ車が走り出す。
僕は、それを見送る。
 
「クロノ・・・・・。」
「アズマリア、もう大丈夫なのか?!」
「はい・・・・・。
 ロゼット・・・・・大丈夫ですよね?」
「あぁ・・・・きっと平気さ。」
 
僕は、そういいながら車が去った方向を見つめた・・・・・。

35 :御神苗優:02/04/12 22:56
はっきり言って迷惑だ!〜御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司  
>前スレ513 シグモンド >27 緑川
 
「ん?なんだ?」 
 
妙に騒がしいと思ったら、さっき、俺がぶつかった兄さんに、
チンピラがつっかかってるところだった。
しかも、ちょうどいいことにさっきの黒い奴にもつっかかってたらしい。
気が向こうに向いてる今がチャンス! 
 
俺はそそくさと隠れていた柱の陰から抜け出すと、
急いで清水の舞台の階段へと逃げ出した。 
こんなところで戦闘なんてまっぴらだからな。 
 


36 :横島忠夫 ◆EPn0Sdvo :02/04/12 23:07
>23 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 土と埃と、色々と重く漂う洋館の床。そこに三度叩き付けられて、俺の全身はドロドロになっていた。 
 これ、どうしたもんか・・・折角の一張羅だったのにな。クリーニングするにしても、また出費かよ。 
 はぁ〜、金なんて無いのにな。 

 手をついて、そろそろと上体を起こす。それだけでも、全身にピリピリとした痛みが走った。 
 ぐはっ・・・! やっぱ、きつい。 
 う〜ん――――――ええ感触やったけど、もう潮時かな。 
 茉莉花と戦うのもイヤだし、なにより勝てる気がせん! 
 いくら吸血鬼だからって、ピートみたいなのもいるし、無理に戦う事無いよな〜。  
  
 起きあがって、茉莉花に断ってから洋館を去ろう。 
 そう思った時、俺は息苦しさに気付いた。 
 ――――どっかで嗅いだような匂いが、辺り一帯に充満している?  
  
 深く息を吸い込むと香りが全身に周り、それに意識が引き込まれそうになった。 
 な、なんだ? ただの香水、とかじゃない。まるでガス・・・ど、毒ガスですか!? 
 ヤバイ! 
 弁明とか、間に合いそうにない!? 
 痺れ始めた掌に文珠をだす。「息」の文珠を口の中に突っ込んで、香りを吸わないように努めた。 
 くそ、間に合うか? 
 
(トリップ判定。大文字が3個以上あれば、抵抗! 麻痺から回避)

37 :横島忠夫 ◆EPn0Sdvo :02/04/12 23:09
>36 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 (EPn0Sdvo:3文字・・・抵抗)  
 
 痺れるような感触が抜けきった。よし、動ける! 
 ここで麻痺して放置されるのは、いくら何でも悲しいすぎるからな。 
 足下を確かめるように、一歩、一歩と茉莉花の元へ近づく。 
 
 だが――――もう右手に「栄光の手」は輝いていない。 
 
 も〜ええから、訳を話してとっとと帰ろう。 
 可愛い娘と知り合いになれただけでも、しめしめって事にして・・・ 
 美神さんの折檻は――――――軽いコトを祈りつつ。 

38 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/12 23:10
>18 レイオット&紫雲 vs アルクェイド 『企業の論理』
 
二人を発見してから追いつくまで僅かに数秒。
ミラーシェードの男が懲りる事も無く銃弾をばら撒きながら逃走する。
だが、その動きには明確な意思が読み取れる…何かがある。
……ならば、根こそぎ屠ってやろう。
  
瓦礫を盾にしながら移動する、それになんの意味も無い事に気が付いていないのか?
それとも、わたしの力が瓦礫程度で防げるとでも?
  
「いいわ、身をもって知りなさい」
  
周囲の大気に歪みが発生し急速に拡大していく。
それは大気の隙間の集合体、自然にはありえない程の密度を持った真間の刃。
わたしから見れば詰まらない芸だ…でも男の身体を血と肉片に変えるには十分過ぎる。
  
それが十メートル程に拡大した時、――ドン、と大気のが弾ける音が響く。
   
殺気が形となって進路上にあるモノを侵食しながら男に殺到する。
わたしは、男が紅い血の花に変わることを確信しながら呟く。
  
「――終わりよ」
 
その時、横から不可視の刃が叩きつけられ、わたしを拘束する。
コントロールを失い乱れる真空の刃…手応えは在ったが男の生死は確認できない。

39 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/12 23:11
>38 続き 

―― 魔法士ね、ふざけた真似を・・・何度も何度も!! ――
 
見えない刃がわたしを引き裂こうと締め上げる。
 
「不愉快よ」
 
金色の魔眼がいっそう輝きをまし、周囲までもが異界に変わる。
世界がわたしの意識の支配下の組み込まれる。
  
左腕一本で戒めを切り裂き無効化する。
なんて貧弱な力、この程度でわたしに逆らうなって・・・なんて愚か!
そんな力に汚されるなんて、なんて不様!!
 
―― いいわ、二度とそれを使えない様にしてあげる ――
―― あなたの生んだ呪素に身体を犯される不快さを教えてあげる ――
―― 生きたまま、腕を引き裂き、足を潰してあなたを飾ってあげる ――
  
あたしの『想い』が不可視の形になって鎧の男を拘束する。
  
周囲の『世界』は全てわたしの懐と変わらない。
その気になれば一瞬で引き裂く事も出来る…だけどそんな事しない。
 
―― だって…それでは生きたまま心臓を抉り出せないもの ――
―― 抉り出した心臓を、この男に見せて上げれらないもの ――
  
鎧の男から身動きすら出来なくなった動揺が手に取る様にわかる。
だからこう宣言した。
  
「これから生きたまま引き裂くわ、抵抗してもいいのよ…できればね」
  
狂気を宿した金色の魔眼で微笑みかけながら右手を掲げ、ゆっくりと近づく。
その方が、きっと彼も喜んでくれるだろう。
 
「死は、貴方たち人間にとって最後の娯楽でしょう」
 
周囲の世界は全て押えた、いかな戦術魔法士の技術でも世界に事象の上書きなど
許さない…これ以上許したりしない。


40 :紫雲(M):02/04/12 23:13
>38>39 vs アルクェイド 『企業の論理』 
 
 咄嗟に体が動く。懐に仕舞い込んだ中折れ式のミサイルランチャーを取り出し、揺れる空間に射撃。 
 何ものかに切り刻まれ、AVM(対戦車ミサイル)は即座に爆散した。 
 爆風と真空。 
 重なり合っても真空はその力を僅かに弱めただけで紫雲に殺到した。が、刃が集まるべきその場所に紫雲の姿は既に無い。 
 真空のズレと爆風の反動、回避行動でその中心の災禍からは逃れていた。 
 余波だけでも、並みの人間ならば死に果てそうな勢いではあったが・・・強化された肉体は、死を許さない。  
 
 アーマージャケットは切り刻まれ、皮膚装甲もごっそりと抉り取られる。 
 鮮血が風に乗り、灰色の街の所々を朱に染めた。痛覚や感覚の麻痺に声を上げる前に、体の反応が落ちつつある事に舌打ち。 
 深刻なダメージは神経を筋肉を傷つけ、動きを制限する。打撃も与えていないのに、こちらは追い詰められている、か。 
 
 地を転がりながら体勢を立て直すと、レイオットを拘束したらしいアルクェイドにAVMの照準を定める。 
 いや――――この程度の火力など、効きはすまい。それよりもポイントに誘導出来た事を利用した方が、余程ましだ。 
 照準とランチャーをそのままに、紫雲は手をこめかみあたりに伸ばす。 
 ミラーシェードの無線で作戦の発動を依頼。 
 即座に配置されたシャーマンたちが儀式魔法を展開。 
 元から希薄だった生命の流れ「地脈」を確認するとそれを遮断。 
 一時的ながら、羽田は文字通り死の街となった。 
 
 ――それを、感じ取ったわけではあるまいが。 
 
 懐から単分子鞭のグリップを数個、取り出す。本来のそれよりも大ぶりに作られた”重り”を銃に接続。 
 撃ち出し、瓦礫とアスファルトに寝そべらせた。横たわる単分子のラインは数本。 
 ちょうど、アルクェイドとレイオットを結ぶ線を断つように、微細なる破壊は息を潜める。 
 合わせて、グリップを瓦礫の上に設置。その瓦礫の下にC4を敷設し、アルクェイドが踏み出すタイミングを待った。 
 爆風にまみれたモノ・フィラメントが、彼女を切り裂くまであと・・・・・・ 

41 :シグモンド ◆DGUNdOgI :02/04/12 23:22
◆御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司◆
>27緑川  >35御神苗
 
地元のチンピラが絡んできた。
早口で何かをまくし立てているが…。
別段どうでもいいので無視をしていたら…。
 
おかしな状況になってきた。
無視されていたチンピラが他の男に目をつけたらしい。
まあ、騒ぎがデカクなる前にチンピラ共にはご退場願う予定だったが…。
見る間の内にその男がしごくあっさりと片付けてしまった。
(……単純に達人…、というわけではないな、コイツも化け物か…?)
 
警戒ランクを少し高めつつ、この騒ぎに乗じて逃げようとするヤツ―――
御神苗優を発見した。 
 
「やれやれ…だ」
 
口の中でそう呟きつつヤツを追うために走った。
途中、ギターケースが何かに激しくぶつかった気はするが…、
ギターケースに異常はない。
気にしないで置こう。


42 :チャイナ・ブルー:02/04/12 23:29
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>36

あたしの「香り」は自分よりよほど格上の魔物でもない限り、その動きを止めてしまう。
しかし、あの少年は、それすらしのぎ切って見せた。

『・・・まいったわぁ』

こうなったら、生かして帰そうなんて甘い考えは捨てよう―
あたしは、考えを切り替え、右手を貫手の形に固める。体術ならあたしの方が上、心臓を
抉って終劇、そう思った。

と、物音がする。外はすっかり宵闇に包まれていた。

「『チャイナ・ブルー』?!そうか、貴様が追っ手なのか・・・しかも人間のハンターまで手引き
するとはな・・・『氏族(クラン)』も地に落ちたものだ」

広間の階段の上からあたしたちを見下ろす美しい容貌の青年。彼があたしの獲物。
歪んだ吸血と殺戮の欲望にかられ、パートナーを殺し氏族を抜けた外道。

「言いたいことはそれだけ?―もう、夜はあなたの時間じゃないのに」

あたしは冷たく死の宣告をして、階段の向こうの男と向かい合った。

43 :アルトルージュ(LV1) ◆4KUROu1. :02/04/12 23:37
>34 『The redoing saints』
 意識が次第に明白になる。



 気がついた時は私は通りの隅に首だけで転がっていた。
 
 少し、向こうに車に運び込まれる少女が見える。
 そして、それを心配そうに見守る2人の少年少女……
 
 ああ、そうか、私はやられたのか――
 
 身体があるなら今すぐにでも背後から、あいつらを引き裂きたい。
 でも、今の私には何もできない。
 ただ、ひたすらにもどかしい。
 
 思考がぐるぐると回転する中で、突然、大きな影が私の前に現れる。
 
 ――それは私の半身とも言えるプライミッツマーダ―だった。
 
 私の命令を完了し、戻ってきたようだ。
 
「プライミッツマーダ―、私をあの2人のところまで咥えて運びなさい」
 
 プライミッツマーダ―にそう命令する。
 プライミッツマーダ―は私の髪の毛を咥えて、あの2人のところまで一気に飛んだ。
 
 2人が驚いた表情で私を見つめる。
 それはそうだろう。
 私を倒したと思っていた矢先に、当の私が首だけとなって現れたのだから――
 
「見事にやってくれたわね。正直、私、なんて言えばいいか、分からないわ」
 
 今、ここでプライミッツマーダ―に命令すれば目の前の2人はおろか、先ほどの少女も殺すことができるだろう。
 でも、それでは私の気がすまない。
 
「――ただ、一つだけ言わせて貰うわ。次はコロス」
 
 金色の眼で2人を睨みつけた後、私はプライミッツマーダ―に合図して、その場をプライミッツマーダ―とともに立ち去った。
 
 ――今の私には時間が必要だ
 
 そう、身体を再生させ、力を取り戻す時間が……
 せめて、その間はあの3人をどう引き裂くかを夢想しよう。
 そして、それをどう実行するかを……
 
 ――ワタシノシコウハステキナジゴクエズノサクガヘトトンダ

44 :スミレ ◆3L3vngC6 :02/04/12 23:38
空中大殲〜ヤツは空に居る
>前スレ320
 
 扉から落ちていったパイロットが化物に喰われる。
 その表情が私の心に突き刺さる。だけど。
 
 横島が顔を歪めるのが目に入る。
 酷い話。
 名も知らぬ者の死より、彼が悽んだ事の方が何倍も痛い。
 
 目の前を駆け抜けた御神苗の言葉を聞き流し、私は機外と機内の気圧を近づけていく。
 気圧差が無くなれば断層の維持を中止して攻撃を行える。
 しかし……
 
 普段であれば一瞬で終了するその具現化を、10秒近くかけて終わらさせる。
 力の収束が普段とは比べ物にならないほど遅い。
 その上、行使できる力も悲しくなるほど小さくなっている。
 たぶん今の私に、この化物を倒す力はないだろう。
 
 ――でもね……出来る出来ないじゃない。
 
 目を細め、私は獲物を見つめた。
 笑みをさえ浮かべ私は
 
 ――お前は私が殺すよ……
 
 イメージを具現化。
 笑い出したくなるほど弱々しい力の集中。
 私はそれを化物に叩きつけた。
 
(トリップ判定。この書き込みのトリップの最初の1文字が大文字なら炎、小文字なら風、数字なら雷の具現化)
(記号の場合、具現化失敗) 

45 :エリ ◆Eri.06RI :02/04/12 23:42
エリvsマッカーチス 『another mission』

>28
 
「なんとか、勝てたか・・・」
 あたしは爆風で軽く吹っ飛ばされていた。
 痛む体に鞭打って立ち上がるとマルコ達が走ってくるのが見えた。
「全く、来るのが遅いわよ・・・」
 苦笑してあたしは歩き出した。
 
 
 ミッション、コンプリート!!
 

46 :アルトルージュ(LV1) ◆4KUROu1. :02/04/12 23:47
<アルトルージュvsロゼット&クロノ&アズマリア>
〜『The redoing saints』〜
のレス番纏めよ。
前スレの文のレス番まとめはコレ。
http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1017941718/508
 
>11>14>22>25>26>31>33>34>43

47 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/12 23:49
>42 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
 うわぁ! ほ、ホントに出たっ! 
 広間の階段から、美形が一匹、物々しい雰囲気をまとって降りてきやがった。 
 喋りもそれっぽく、それに対する茉莉花もまた、それっぽい。 
 
 やっぱ、アレ、吸血鬼か? 
 雰囲気とか霊波とか、それっぽいし。何より・・・美形、美形だし。 
 ――――全身の遺伝子が告げた。アレは敵だと、間違いなく敵だと! 
 殺すしかねーな、うん。 
 
 そう思いつつも、足は勝手に茉莉花の後ろへ。 
 その背中に隠れる、俺。 
 何となく冷たい視線を感じ取りながらも、俺は掌に文珠を取り出す。 
 
 ――――ああ言うヤツに、遠慮はいらねぇ! 

48 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/12 23:53

>40 レイオット&紫雲 vs アルクェイド 『企業の論理』
 
身動きさえ取れない魔法士に一歩一歩近づいていく。
 
「どう?動けないでしょう、その拘束は人間には破れないわよ」
 
「あんたの仕業か?」
 
この後に及んでも、まだ魔法士に恐怖に色はない。
…本気のわたしを前にこの態度を取れるなんて…大したものね。
  
すこし興味が出た…顔を見てみたいな…恐怖の表情を。
     
仮面を引き剥がす為に右手を突き出す。
その時、異変が起こった。
  
―― 地脈が消えた!! ――
  
なぜ? こんな事ありえない!!
地脈が全てでは無いにいしろ、世界から力を受け取る最大の供給源なのには違いない。
 
―― まさか、あの男がまだ生きている? ――  

意識を魔法士から、周りに向ける。
 
その時……。


49 :チャイナ・ブルー:02/04/13 00:02
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>47

あたしは、軽い跳躍でいきなり階段の上まで飛び上がる。
そして、一気に蹴り足を叩き込む。『人間しか殺したことのない』弱い吸血鬼に負ける道理なんか、
あたしにはこれっぽっちもないのだから。

今夜のリズムは夜想曲。優美に、しかし確実に奴の体をあたしの脚は破壊していく。再生速度すら
上回る勢いで。

そして、最終楽章。必殺の後ろ回し蹴りが奴の首を捉える。階段の手摺りを破壊しながら落下して
いく奴の真下に、あのハンター、横島と名乗った、がいた。

『ま、しゃあないか・・・事故言うことで』

50 :淫藤宗光/ヒトラー:02/04/13 00:06
淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&壇隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」

>21 >24

危険を感知した隼人がケーニヒス・ティーゲルから飛びずさる。

しかし、隼人の拳が打ち砕いた装甲の中から飛び出したなにかは、隼人を空中で
捕捉した。

「まじぃ……待ってろ!!」

天馬は、流星之剣を手に隼人を救出するべくケーニヒス・ティーゲルに肉薄したが、
その天馬の足にも「何か」は絡み付き、天馬を空中に宙吊りにした。

「んな馬鹿な、これは――」

自分と隼人に巻きつくものの正体を知り、天馬は絶句した。

「何か」――粘液をしたたらせ、悪臭を放つ赤黒いそれはどう見ても、腸であった。

悪霊は鋼鉄の車体の内部に有機生命体と変わらぬ身体構造を与えたのか。

車体前部に一文字に亀裂が走り、ビチビチと音を立てて開いた。
ケーニヒス・ティーゲルに生まれた口には、その名前の由来たる虎を軽く凌駕
するまがまがしさの牙がずらりと並んでいた。

そして、腸は二人を、その口へと恐怖をあおるようにゆっくりと近づける。

獲物を手中におさめたと確信した悪霊は、いまや体をのけぞらせて
哄笑を発していた。




51 :アベル・ナイトロード:02/04/13 00:11
>426 アーカードVSアベル・ナイトロード
(アベル J>h アーカード アベル勝利)
 
 無数の腕が虚空を渡り、アベルの身体へと喰らいついた。
 
 ――だが。
 その一瞬前に、死神の大鎌がアーカードの体を切り裂いていた。
 
「――私の、負けか」
 半分だけ残った口でそう呟くと、アーカードは倒れ込む。
 その全身には無数の傷が走り、再生すら出来ない。 
 
 最早、彼に打つ手は無い。
 見上げる先には、鎌を携えた堕天使がいる。
 ソレが獲物を振り降ろすだけで、アーカードは灰へと還るだろう。
 
 ――だが、その口元は
   これ以上ないほどの歓喜に、歪んでいた。
 
 自身の死すら厭わない程の殲争狂。
 その存在も、もうすぐ終わりを告げる。
 アーカードは訪れる死の宣告を待った。
 
「…………?」
 
 だが、死の具現が振りかかることはなかった。
 訝しげなアーカードの視線の先には、鎌を振り上げたままで立ち尽くす、それの姿がある。 
 体内で二つの意志がせめぎ会っているかのような光景だった。
 
「……約束、シタ。ズット昔。俺ハ」
 
 ――苦しげに、微かに聞こえてくる呻きは、
 怒りでも呪いでもない、深い悲しみを含んでいた――
 
「、俺ハモウ――誰モ殺サナい……罪ヲ購ウと誓ッタンダ。俺ハ――!」

52 :アベル・ナイトロード:02/04/13 00:12
 だが、その言葉とは裏腹に、大鎌は少しずつ下がっている。
 
 断罪の一撃が、風を巻いて振り下ろされ――
 
「――――神父さま!!」
 
 ――アーカードの頭部を僅かにずれた床を粉砕した。
 
 見れば。
 階段のあった場所には、一人の尼僧の姿がある。
 
「――エステル、さん」
 
 怪物そのものの己の姿を恥じるかのように、アベルは顔を伏せた。
 だが。
 
「申し上げたでしょ? あたしは、あなたなんか、全然恐くない……って。
 だから、
 ……帰りましょう。ローマへ」
 
 血の色をした瞳が、冬の湖の色へと戻ってゆく。
 その瞳で、彼は空を見上げる。
 そこには、紅く染め抜かれた十字を持つ、純白の飛行船があった。
 それは、まるで。
 罪を赦す天使のような――。
 
「……ええ。一緒に……帰りましょう」

53 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/13 00:19
>49 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
  
 すかした吸血鬼野郎が茉莉花に蹴り倒されて、落ちてきた。 
 ・・・って、やり損なってる!? 
 てっきり茉莉花一人で片が付くかと思っていたら、そうは上手く行かないっぽい。 
 
 ――――咄嗟に、体が動いた。
  
 右手に「栄光の手」が発生。手を覆う霊波の光がギン、と鳴った。 
 近づく、ヤツの姿。それに合わせて右手をかざす。 
 
「この、ゴーストスイーパー横島忠夫が・・・」 
 
 手の形の霊波が素早く剣を形作って―――― 
 
「極楽にいかせてやるぜっ!」 
  
 軽い音と共に、吸血鬼の体をぶち抜いた。圧倒的な霊波が吸血鬼の霊体を浸食し、うち崩す。 
 元より滅びかけていたその体に、俺の一撃を耐えきる力は残っていなかった。 

54 :チャイナ・ブルー:02/04/13 00:28
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
 
>53

勢い余って階下に蹴り落としてしまった奴を、あの少年の霊波の光が貫く。

「Ash to Ash、Dust to Dust・・・」

ふとハンターの常套句が口をついて出る。あたしは、軽やかにホールに飛び降りた。

「・・・やっつけてもうたね、結局」

あたしは苦笑いを浮かべた。

「ほんでもって、どないするのん。今度は・・・あたし?」

そう問い掛けてみる。油断はしない。だが――

55 :衾(M):02/04/13 00:29
空中大殲 「ヤツは空にいる」

前スレ>318 >320

バンダナの少年を掴み取ろうとした触手は、そいつの右手から伸びた霊気の刀に切り裂かれた。
だが、別にどうというコトはない。斬られたなら、斬りきれなくなるまで続ければよいだけのコトだ。

「ひへへ〜〜、なかなかやるじゃねぇかァ。それっぽっちじゃァ、痛くも痒くもねェけどなァ〜〜」

見たところ、闘えるのはアイツ1人のらしい。
さっきコックピットにいたヤツは何か叫びながら後ろの方へと消えた。おそらく、逃げたのだろう。
ここは空の上、どこにも逃げる場所などないというのに。

嘲弄の表情を浮かべる衾が驚いたのは、次の瞬間だった。
バンダナの奴の手が、いきなり伸びてきたのだ。少なくとも、衾にはそう見えた。
霊気の塊は、そのまま触手を薙ぎ払いつつ、衾の腹に突き刺さる。
消化しきれていなかった、以前口にした人間の持ち物が、こぼれ落ちてきた。
金のネックレス、鼈甲ぶちの眼鏡、家族が写った写真、………

「今のはちィっと効いたなァ〜〜」

だが、衾は妖の中でもすこぶる打たれ強いのだ。
驚きはしたが、大したダメージではない。

>44
と、そこに。
いきなり出現した雷が、衾の身体に絡みついてきた。
ダメージ自体はどれほどのコトもない。衾には雷などほとんど効かない。
だが、雷なんぞがいきなり現れるハズがない。そんなコトができるヤツがいるとしたら、そいつは……

「女ァ〜〜、てめェ妖だな。妖が人間の手先かよ、情けねェなァ〜〜。
 消してやらァ、そのニヤついた笑みをよォ〜〜!」

笑みを浮かべてこちらを見据える女に言い放つと、衾は女に触手を集中させた。
その数十数本。尖ったその先端は、鋼さえ紙の如く貫くだろう。

56 :御神苗優:02/04/13 00:31
はっきり言って迷惑だ!〜御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司    
>41 シグモンド
 
やべぇ、見つかった!? 
俺も奴に追いつかれまいと必死で逃げる。
人の間を通り抜け、人の波を掻き分け、
なんとかして集合場所に逃げ込もうと図る。
バスに乗っちまえばこっちのもんだ。
後はどうにでもなる。 
 
後ろを見る余裕なんかない。
見てたら追いつかれる。
足をとめる気もない。
ホラー映画の鉄則だ。
足をとめるな。後ろを振り向くな。
別にこれはホラー映画に限った鉄則じゃない。
戦場でも同じだ。
 
まぁ、とにかく、俺は全力で逃げていた。
・・・・・・神様、少しだけでいいから、俺に平穏な日々ってヤツをください!!


57 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/13 00:35
>54 vs チャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』 
  
 ボロボロと崩れる吸血鬼ヤローの姿。 
 は、ははははははは・・・な、なんだよ。俺にも出来たじゃないか。 
 これなら、なんだ。ビビる事もなかったな! 
 よし、これで報酬だ! 美神さんにも折檻される事はない! 
 茉莉花とも知り合えたし、良い事ずくめじゃ―――――― 
 
 なんて、思っていたら。 
 
「今度は・・・あたし?」
 
 そんな事を、茉莉花は問いかけてきた。 
 へ? 俺が茉莉花を、倒す? なんで!? 
 しばらく質問の意味がわからなかった。でも・・・少し考えればわかる事。 
 
 俺はゴーストスイーパーで、彼女は吸血鬼。 
 本来なら、俺は彼女を狩らなくてはならない、のかも知れない。  
 でも・・・ 
 
「茉莉花さん、吸血鬼退治のご協力感謝! お礼に今度お食事でもご一緒に――――」 
 
 素早く、本当に素早くその手を取りながら、俺はそんな事を訊ねていた。

58 :竜崎 天馬(M) ◆TenMaB1I :02/04/13 00:37
>50 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&壇隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」

 二人は、妖戦車の触手に絡みつかれ、今や絶体絶命。
 その上、触手は獲物を確実に仕留めるため、天馬の首をきつく締め上げる。
 
「ぐ・・・」
 
 さしもの天馬もこの状況では抵抗出来ない。
 だんだんと、意識が遠くなる。
 
(こんなところで・・・死ぬのか・・・オレは)
(オレはまだ、死にたくねぇのに)
(もっと、飛びたいんだ。もっと、速く、高く、遠く)
(はるか、月までも)
 
(なあ。流星よ――――どうすれば、いい?)
 
 かくり、と天馬の頭が垂れる。
 妖戦車が、その口を大きく開ける。
 
 刹那。
 
 触手が全て、千切れ飛んだ。
 
「聞こえたんだ――――剣の声が」
 
 天馬が呟く。
 そう、触手を断ち切ったのは、流星の剣の一閃。
 
 そして、ゆっくりと流星の剣を上段に構える。
 天に向かって伸ばされた透明な刃は、眩いばかりの輝きを帯びている。
 
 ――――まるで星の煌めきのような輝きを。
 
『陸奥守流星乃剣、其の力十全に発揮せし刻、刀身星の煌めきを放てば』
 
 そのまま、剣を振り下ろす。
 無為に見えて、無駄のない一撃。
 その技は、まさに達人のもの。
 
 刀身からの煌めきがまさに光の刃となり、妖戦車を断ち切る。
 光の刃は、妖戦車のエンジン――いまや心臓と化したソレを、一撃にして両断していた。
 
「この世に於いて、斬れぬもの無し」
 
 言葉の最後に、妖戦車の断末魔が、重なった。

59 :御神苗優:02/04/13 00:44
空中大殲〜ヤツは空に居る
>55 衾
俺はカーゴラックへと飛び降りた。
ギシギシときしむ機体の音に急かされながらも、
俺は役に立ちそうな獲物を物色する。
 
「これと・・・・・これ・・・・・と・・・・・・・これでいいな」 
 
俺が選んだ武器はRPG−7、M−79グレネードランチャー、
そしてMG34軽機関銃。今の武装で考えうる、最良の武装だ。
そして、俺は腕を吊っていた三角巾をはずすと、RPG-7をそれで縛る。
疲弊したあの二人じゃあ、それほどの時間は持たないだろう・・・・・・ 
そして、彼らの敗北は即、俺たちの敗北につながる。 
俺はMG34を客室内に放り込む。
そして、三角巾でしばり上げたた武器を背負い上げ、
肩からグレネードランチャーを三丁吊るし、弾薬を体に巻きつける。
そして俺は立ち上がる。戦場で俺を待ってる二人のもとに。 
 
「今行くぞ、待ってろ!!」 
 

60 :レイオット・スタインバーグ ◆moldKlTM :02/04/13 00:50
>48 vsアルクェイド
 
 どこか面白がるような表情で、彼女はこちらに向かい右手を突き出し――――
 そして、手が触れる直前で、その動きを停止した。明らかに動揺した表情で、しきりに周囲を伺っている。
 あり得ない、と言う僅かな声が、不可視の力で束縛されてたままのレイオットに届く。
 何事が起きたのかは分からないが……彼女にとって、不測の事態が発生したらしい。逃げるのであれば、
 僅かな時間とは言え完全にこちらを忘却している今しかない。
 
 しかし――――
 
(とは言え、まったく動けない、か)
 
 口は利けるというのに、指一本動かすことが出来ない。一体、どうすれば……
 そこで、ふと思い出す。――その束縛は、人間には破れない――
 
(人間には――ね)
 
 人間には破れない。人間には。人間の力では。ならば――手は、ある。
 問題は、間に合うかというただ一点だけ。
 
「我・法を破り・理を越え・更なる力を欲す者なり――」
 
 口の中で、小さく。だが、その詠唱は可能な限り早く。スタッフさえ使えれば、僅か一動作で済む作業ではあるが、
 そんなことを考えている時間すら惜しい。
 
「我は鉄人・我は巨人・我は超人・瞬く間なれど・与えよ・我が身に・人を越えたる力を・仮初めなれど・我が拳に・
 万物を粉砕せしめる・奇跡を宿せ――」
 
 まだ彼女はこちらの動きに気付いてない。それとも――気付いていて尚、放置しているのだろうか。自らの力に対する、
 絶対の自信。だがそれは……戦いに於いては、ほんの僅かな空隙となって当人の足を掬う。
 
「ソコム・ソコム・ラ・アプス――ヘルケ・ウント・コッフ・パウ・エイス……アプス・アプス・アプス・ラン……
 <アクセラレータ>……」
 
 瞬間。彼女が、こちらの動きにようやく気が付いた。既に呪文は完成している。これが通用しなければ――
 その時点で、終わりだ。レイオットは彼女の視線を見据えて、にやり――と不敵な笑みを浮かべる。
 仮面越しに浮かべたそれは、当然見えるはずもないが。
 
 全身の力を込めて、叫ぶ。
 
「――イグジストッ――!」


61 :レイオット・スタインバーグ ◆moldKlTM :02/04/13 00:50
>61 vsアルクェイド
 
 胸部から、ぢぃん――と乾いた音を立てて、三つの拘束端子が弾け飛んだ。残り拘束度数7。
 魔法発動と同時に強制的に肉体強化。全身が、ぎちり、と音を立てて軋む。強制的に加速された神経電流が全身を
 駆けめぐり、同時に、戦闘機動に不要な臓器の一切を仮死状態に落とし込む。
 
「おおおおおおおおおおおおおおっ!!」
 
 雄叫びと共に、強化された筋肉がうなりを上げた。毛細血管を破裂させながらも、常人を遙かに超越した驚異的な力を
 発揮。全身を拘束していた不可視の束縛を、無理矢理に引きはがす。
 その瞬間、音無き音が、レイオットの耳に聞こえたような気がした。
 束縛から解放され、レイオットは一気に動き出す。再びこちらに突き込まれようとしていた腕を、振り上げた左腕で弾く。
 同時に、彼女のその腹部に全力で蹴りを叩き込み、その反動で一気に数メートルの距離を跳躍した。
 
 こちらの突然の変化に、彼女は驚愕の表情を以て応える。レイオットは再び表情に、獰猛な笑みを浮かべた。
 <アクセラレータ>に依る身体強化は、肉体が『騙された』事に気付くまでの僅かな時間だ。レイオットの場合……
 およそ三分。それが過ぎれば、その反動によりまったく動けなくなる。
 
 つまり――勝負は、後三分決まるのだ。
 僅かな一瞬たりとも、もはや無駄には出来ない。残像が残るほどの猛烈な速度で、レイオットは動き始めた。


62 :檀隼人(M):02/04/13 01:07
>50>58 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&檀隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」
 
 隼人は眼を剥いた。
 目も眩む剣光一過、妖戦車は半ば二つに断たれたのである。
 聞く者の五感だけでなく第六感すらも灼きらだらせん断末魔を振り絞り、悪霊すらも消えて行く。
 星の数より尚多い戦士・武術を見知る『転校生』と言えど、唯の一刀で戦車を二つにしてのけた絶技
には、唖然とするしかなかった。
 
 ずるりと倒れる触手から身を離し、隼人は地に降り立った。
 
「助かった。礼を言う」
 
 軽く頭を下げると、隼人はまだ地上で燻っていた怨霊の残骸を踏み潰した。
 彼方に眼をやる。
  
「妖気の流れと魔術的意匠の配置からして、親玉どもの居場所はこっちだ。――行こう、相棒」 
 
 
 広大な死の空間を抜け、二人は今度はごく真っ当な部屋の前へ辿り着いた。
 ドイツ語で「艦長室」とプレートが見える。
 立ち込めるどぶ泥の如き邪気の妖気、その濃さよ。
 それはこの魔霊艦隊全体にも比すべき邪悪さであった。

63 :チャイナ・ブルー:02/04/13 01:10
ヨコシマvsチャイナ・ブルー 『夕暮れの狂詩曲』〜終章 
 
>57

ほんとに何なんだろう。
結局奴は倒されてしまうし、あたしの技も「香り」も効かなくて。
・・・でも、あたしに危害を加えるどころか、あたしを口説こうとして。

「・・・はあ、何やの・・・まったく」

取られた手を軽く握り返し、そして突き放す。

「もうちょっと違った出会い方したかったわ・・・再見♥」

とりつくしまも与えずに、あたしは出て行った。あのまま話してたら、押し切られそうだったから。
二度とあのハンターと会うこともないだろう、あたしはそう思っていた。
外はすっかり夜、満月が晧晧と輝いていた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

でも、再会はすぐだった。
あたしの踊っているステージのかぶりつきの席。

「おねーさ〜〜〜〜〜ん!!」

ぶんぶんと手を振る彼の姿があった。・・・ちょっとだけ頭痛がしたりしなかったり。

64 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/13 01:13
>59 『空中大殲』 〜ヤツは空にいる〜 
 
 だぁ! くんなくんなくんなくんな・・・! 
 栄光の手を踊らせて、伸び来る触手という触手をなぎ払う。 
 しっかし、キリがない! 一体こいつの手はどのくらいあるんだ!? 
 と、延ばしきった手が何か今までとは感触の違うモノを切り裂いた。 
 な、なんだ? 本体に届いたのか? 
 
 その、手先に引っ掛かる微かな違和感に何か、寒いモノを感じる・・・気付くと俺は、
 栄光の手を引き戻していた。さっき、吸い出されたパイロットの姿が微かに脳裏を過ぎる。 
 なんとかそれを心の隅に追いやりつつ、霊能力を制御すると―――光る霊波の手が、指に、  
 ネックレスとか家族の写り込んだ写真とかを引っ掛かけて帰ってきた。 
  
 な、なんだよ! なんなんだよ! さっきから、こいつは――――――! 
 
 じわり、と涙が出てきた。怖くて、悔しくて、情けなくて・・・でも、こいつだけは許せなくて。 
 右手に宿る霊波が、ぐん、と出力を増す・・・ 
 
>55 衾→スミレ  
 
 さらに触手! しかも、今度はスミレさんを狙ってる!? 
 とっさに駆け込んで、触手の前に立ち塞がる――――こいつに良いように、やらせるかっ! 
 出力が高まった「栄光の手」が霊波刀の形に安定した。 
 迫り来る触手を切り裂き、叩き落とし、振り払う。 
 それでも押し寄せる触手目掛け、再び俺は手を構えた。 
 
 ――――――ハンズ・オブ・グローリー!! 
 
 俺はその名を叫ぶ。 
 突き進む霊体の塊が触手の束とぶつかる! 
 それを突き破って、再び栄光の手が大空を舞った。 

65 :緑川淳司:02/04/13 01:27
◆御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司◆
>41 シグモンド >56 御神苗優
 
(あそこまで騒ぎが大きくなっていくのもなぁ…
 またいつでもここに来れるんだしな、諦めよう)
先ほどの騒動が起こった場所から離れた淳司は
そのまま境内の中を見るのを諦めお土産を買う事にした。
 
2、3件の土産屋をまわり、キーホルダーやら何やらを見繕って購入していく。
(さて、次のところにでも行くか。)
まだ日は高い。他にも幾つかの場所を見る事が出来るだろう。
 
袋に入れられたみやげ物を受け取りさあ出ようと人の往来の激しい道に振り返ると、
そこを、修学旅行中だと思われる学生がすごい勢いで坂を下り、バスの駐車場に向かっていく。
(遅刻しそうなのかな…、しかしどっかで見たような。)
そう考えつつも自分の自転車を置いておいた所に向かおうとする…と、
 
坂の上から走ってきた男と思いっきりぶつかってしまう。
「…いたたた、どうもすいません…ってああ!!」
今日何度目の偶然だろうか。
淳司にぶつかったのは喫茶店の出口で彼を押しどけ、清水寺の境内でチンピラに絡まれていた男だった。
ばつの悪そうな顔をして男はそのまま走り去っていこうとする。
 
それをほんのしばらく唖然としてみている淳司。
しかし、気を取り直して男を追いかけることにした。
…関わってはいけない気がしたがそれ以上にこの男がなぜか気になったので。

66 :淫藤宗光/ヒトラー:02/04/13 01:36
淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&檀隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」
 
>58 >62

遂に最後の決戦の時が来たのを知り、二人はお互いにうなずき合う。

隼人はドアのノブにゆっくりと手をかけた。
そっとノブをまわし――、一気に飛びこむ。

「いやあ、ようこそ」

底抜けに快活な声があがった。

大の大人が二人ぶんは並べられそうなデスクの向こうで、さながらドイツ軍に
身を投じた気鋭の大日本帝国青年将校といった格好の美青年――淫藤宗光が
見たもの全てが微笑を返さずに入られない天使のような微笑を浮かべ、
二人を迎え入れた。

どんな強烈な敵愾心も憎悪も、この笑顔を前にすれば蕩けてしまいそうであった。

しかし、隼人と天馬は、宗光の笑顔の裏に、獲物を前にした餓狼の貌を見ていた。

「ああ、“同居人”がお呼びだ。ちょっと待っててくださいね」

そして――二人の目の前で、
宗光の髪は左分けの黒から右分けの茶褐色に
黒瞳は青に
面貌は美青年から鼻下の髭が特徴的な中年男に、それぞれ変わった。

いまやデスクの向こうにいるのは、宗光ではなくアドルフ・ヒトラーであった。

「我らの魔術圏を突破し、よくぞここまでたどり着いた。
 宗光といいおまえたちといい、つくづく日本人とは侮れんな。
 貴様達を殺し、地獄の諸侯に魂を捧げる前に聞いておこう――お前達の名を」


67 :紫雲(M):02/04/13 01:39
>60>61 vs アルクェイド 『企業の論理』 
 
 突然、拘束を受けたはずのレイオットが加速したかのような勢いで動き始めた。 
 あのアルクェイドに肉薄し、その腹を蹴って宙を舞う。 
 サイバーウェアも埋め込んでいない、生身の人間があれかよ。 
 紫雲の口の中で、驚嘆とも嘆息ともとれない声が生まれた。 
   
 ――――狙うなら、今しかないか。 
 
 片手に持ったスイッチを押し込む。電波のトリガーが引かれ、プラスティック爆弾が煉獄を吐き出して弾けた。 
 だが、あくまで発生したのは小規模な爆発。しかも、アルクェイドからはそれなりに離れている。 
 吹き飛ぶのも精々、その周りにあった瓦礫程度。爆風に呑まれて、いくつかの瓦礫がたかだかと舞った。 
 そこに置かれた「モノ・フィラメントウィップ」のグリップごと。 
 
 ――――目に捕らえきれないほど細いラインが、それに合わせて踊り狂う。 
 ――――それはちょうど、アルクェイドの足下の事。 
 
 単分子が触れ、巻き付き、絡み付き、切り裂く。 
 身を切り裂く綱は、思惑通りに真祖の姫君を捕らえていた。 
 雨で洗い流した血が、再び体中を赤く染め直そうと溢れ出る。 
 今度は返り血ではなく、自分の血だが・・・・・・ 
  
 その成果を確認しながら、紫雲は再びスイッチを取り出す。 
 今しか、チャンスはない。ここで畳み込めねば、会社の決断によって死なざるを得なくなる。 
 部外者まで、それに巻き込むのは本意ではない。 
 なら、打てる手はすべて打つ。 
 
 ――――スイッチを押し込む。 
 
 途端、爆音があたりに鳴り響いた。発破がビルの基礎を吹き飛ばし、倒壊させたのだ。 
 破壊する柱と壁を調整する事で、倒れ込む方向までも制御して。 
 アルクェイドが単分子に拘束されている、そのポイント向けてビルが殺到した。

68 :スミレ ◆SUMIREYo :02/04/13 01:41
空中大殲〜ヤツは空に居る
 >55>64
 
『女ァ〜〜、てめェ妖だな。妖が人間の手先かよ、情けねェなァ〜〜。
 消してやらァ、そのニヤついた笑みをよォ〜〜!』
 
 化け物の声と共に数十数本の触手が殺到する。
 今の私にそれを防ぐ術はない。
 
 それでも私は笑っていた。
 
 その笑みを消そうと触手がさらにスピードを速める。
 そして――
 
 走りこんできた横島が、私に向かってくる触手を切り飛ばし消し飛ばした。
 
「手下じゃないわ……パートナーよ」
 
 分からないだろうけど。そうつぶやいて、
 
 私はヤツを倒すための手段を具現化する。
 
 ――雷が効かないなら……
 
 破壊と生命の象徴。
 浄化のイメージ。
 罪を清めるもの。
 
 ――これならどう?
 
 出来うる限りの炎の乱舞。

69 :衾(M):02/04/13 01:57
空中大殲 「ヤツは空にいる」

>59 >64 >68

女に向かって伸ばした触手は、しかしその前に立ちはだかったバンダナの少年によって阻まれた。
全ての触手が、その手に光る霊波刀に切り払われる。
その切り口は蒸発し、煙を上げていた。出力が、上がっているようだ。

さらに、触手の波を突き破り、再び伸びる霊気の手。
その光は、先程よりも明らかに強い。
今度は、無傷とはいかない。その一撃は、確かに衾に対してダメージを与えていた。

さらに、またしても唐突に現れたのは、燃えさかる炎。
これはまずい。極めて打たれ強い衾だが、炎だけは例外だ。
荒れ狂う熱気の舌にさらされた部分が、ちりちりと焼けこげ、溶けしなびていく。

「ぎぃやああぁぁぁ〜〜!!
 痛てェ〜〜じゃねェかァ、熱ちィじゃねェかよォ〜〜!!
 畜生、くたばる時は、おめーらも一緒だよォ〜〜!!」

怒り狂って叫びながら、衾はよりいっそうがっちりと飛行機を捕らえ、しがみつく。
機体各所のあげる悲鳴は、さらに大きくなる。
このままでは、もう保つまい。

70 :レイオット・スタインバーグ ◆moldKlTM :02/04/13 02:04
>60>61>67 vsアルクェイド
 
 爆音と共に瓦礫が舞い――
 一瞬の後、単分子の鞭が彼女の全身を切り裂きながら束縛する。自身の血によって再び赤く
 染め上げられた彼女は、屈辱と憎悪をその双眸に浮かべ、その束縛を振り払おうとしていた。
 
(――――今っ!)
 
 動きを止めて。
 左手が、機械よりも素早く、そして正確にスタッフを操作。ごきん、という濁った音が、彼に力を伝えてくる。
 瞬間、彼女は自らを戒めていた単分子の鞭を、無理矢理にふりほどいた。両腕が高々と振り上げられ、
 その動きをほんの刹那だけ、止める――だが、今の彼には、その刹那だけで充分だった。
 
「顕っ!」
 
 スタッフを突き出すのと同時に、鋭く撃発音声を唱える。同時に――爆発的な力が生まれた。
 発現点を彼女の左腕に設定された<ブラスト>が、その内部から爆炎と衝撃波を弾けさせ、根本から左腕を吹き飛ばす。
 半ば炭化した腕は、どこか湿った音を立てて、レイオットの足下に転がっていた。
 
 その次瞬――――
 新たな爆音が、空間に轟く。見れば、重い地響きと粉塵を伴って、巨大なビルがアルクェイドにむかい倒壊している。
 
「――無茶をする……!」
 
 一声叫んで、レイオットは全力で、その空間からの離脱を開始した。



71 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/13 02:04
俺 vs 茉莉花さん(チャイナ・ブルー)の闘争のまとめだ。 
 
 プロローグ 
 >3 >4 
 
 本編 
 >7 >8 >9 >10 >12 >13 >16 >17 >19 >23 >36 >37 >42 >47 >49 >53 >54 
 
 エピローグ 
 >63 
  
また一人、お近づきに〜♪ 

72 :竜崎 天馬(M) ◆TenMaB1I :02/04/13 02:13
>66 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&檀隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」
 
 デスクの向こうのヒトラーの問いかけに、怒気もあらわに答える。
 
「名前だと・・・?」
 
 悠然と構えるこの男が、この魔界艦隊を。
 つまり・・・あの回廊の悲しみを生み出したのも・・・この男。
 怒りが、さらに加速する。
 
「テメェ、いやテメェらみたいな外道に名乗る名前は持ち合わせちゃいない!」
「それに、語ることもねぇ! 語るんなら、コイツで語れ!」
 
 流星の剣を構え、そのまま飛びかかる。
 小細工無しの、真っ正面からの一撃。

73 :人形使いナハツェーラー ◆hXHETARE :02/04/13 02:17
『人形使い京都奇談』
>41
 
「ハハハハ、遂に私は太陽を克服したぞ!」
 
 イノヴェルチの誇るヴァンパイア三銃士の1人人形使いナハツェーラーは遂に300年かけて太陽を克服した。
 
「これでかの27祖にも名を連ねることができる!」
 
 そう、彼は今、この瞬間に死徒27祖入りの資格を果たしたのだ!
 清水の舞台で愉快そうに彼は笑う。
 
<ドン!>
 
 その瞬間、激しい衝撃。
 
「―――!?」
 
 ナハツェーラーはそのまま、清水の舞台から転落した。
 
「ぐっ――、何が一体…?」
 
 地面に落下したナハツェーラーはよろよろと……
 
<ガラガラガラガラ……>
 
「ぎゃあああああああああああああああああああ!」
 
 立ち上がろうとした瞬間に観光用人力車に轢かれた。
 そして、限界を超えた肉体は滅び灰となる。
 
 彼は27祖入りと切符を手にしたと同時に、地獄への片道切符も手にしたのだ。

74 :檀隼人(M):02/04/13 02:30
>66>72 淫藤宗光/ヒトラーvs竜崎天馬(M)&檀隼人(M)「ヴァレンシュタイン作戦」

「違いない。名を聞かすには、相手にもそれ相応の格が必要だ。お前たちにそんなものはない」

 宙を駆ける天馬に続き、そう言い捨てた隼人も地を走る疾風と化した。
 敵味方問わず、数千万の人命を地獄へ捧げた世紀の大妖人、アドルフ・ヒトラー。
 そしてその魂を宿す呪術師、淫藤宗光。
 魔人の醸し出す鬼気にも、隼人と天馬は臆する事はない。
 
 天を馳せる竜の剣と、地から迸る光の拳が、二にして一なる魔導師を襲う。

75 :御神苗優:02/04/13 02:32
空中大殲〜ヤツは空に居る
>64>68>69 
揺れる機体の中からなんとか客室に戻った俺の目に飛び込んできたのは、
機内に入り込もうとする触手と、それを切り払う横島の姿、
そして触手に炎を叩きつけるスミレの姿だった。
 
炎の舌に焼かれ、触手は溶けしなびていく。
外からはヤツの絶叫が聞こえる。 
 
『畜生、くたばる時は、おめーらも一緒だよォ〜〜!!』 
 
ヤツは恐ろしいことを口走りやがった。
その宣言が終わるや否や、機体の悲鳴がいっそうけたたましく機内に鳴り響く。
 
「まずぃ!グレネード乱射すりゃヤツは殺せるけど・・・・・・機体のほうも逝っちまう!
 なんとか、機体から切り離さねぇと―――」 
 
そうこうしてる間にも機体はぎしぎしと嫌な悲鳴を上げている、
方法は一つ、機外にでて、ヤツを切り離すだけ・・・・・・
しかし・・・・・・くそぅ、どうすりゃいいんだ! 
 

76 :横島忠夫 ◆YDaTadao :02/04/13 03:01
>75 『空中大殲』 〜ヤツは空にいる〜 
 
 ぎしぎしぎしぎし・・・鋼鉄のハズの機体が軋んで悲鳴を上げ続ける。 
 最初は啜り泣くような声が、今では重なる大絶叫ほどに大きくなっていた。 
 これは――――破滅の音? 
 い、いややぁ! 本当に終わりだなんて・・・ 
 
「横島……」 
 
 傍らで、スミレさんがそんな声を出した。 
 
「この中でアイツを飛行機から切り離せるのは貴方しかいないわ」
 
 つっと、俺の手を取る。

「そ、そんな・・・俺にそんな事出来るはずが!」  
「無茶言ってるの分かるけど……やらないと全員死ぬわ」 
 
 その目は、いつもの酔ったスミレさんの瞳とは違っていて、俺を真っ直ぐに射抜いて――   
 
「私の命……まかせてもいい?」
「・・・俺、なんかで良ければ」 
 
 細い声でそう答えるのが精一杯、だった。 
 情けねぇ! なんでこう、はっきりと胸を張って答えられないのか・・・ 
 俯き加減の俺。傾く顔の前に突然、スミレさんが顔を出してきた。 
 息が、香りが、その眼差しが近い――――! 
 そして、次の瞬間――――唇に触れた。 
 
「生きて帰ってきたら、もっといいことしたげるからね♪」 
 
 モットイイコトデスカ? 
  
「や、やったる! やったります! もう、全力で!」 
 
 それこそ風のように扉に近づくと御神苗を押しのけつつ、暴風の壁へと向かった。 
 人なんか、容易に吹き飛ぶ荒れ狂う空気の流れ。 
 だからどうした! 
 ここで突っ切れば、俺はスミレさんと――――――ぐ、ぐふふふふふふふふっ! 
 止まらない笑いをなんとか噛み殺しつつ、俺は慎重に一歩を踏み出した。 

77 :スミレ ◆SUMIREYo :02/04/13 03:49
空中大殲 「ヤツは空にいる」
>69>75>76
 
「私と横島であいつを切り離してくるから、そこにグレネードお願い〜」
 
 飛び出し際、御神苗に言い残して、
 私は横島と共に飛行機の外に踏み出す。
 同時に風を具現化。
 自分達の身体を屋根の上に押し上げる。
 飛行機に巻きついている化け物、その目の前に降り立つ。
 
『てめーらぁーッ!!』
 
 目の前に立った私達に化け物が吼える。
 その咆哮を受けて私は笑う。
 
「死ぬ時は一人で死になさい。貴方がいままで殺してきた相手だってそうだったでしょう……?」
 
『ぶっ殺してやるうう!!』
 
 応えて化け物がさらに吼える。だが知ったことじゃない。
 
「横島……やるよ」
 
 傍らの彼に声をかける。
 そして私達は飛行機の背を走り出した。

78 :衾(M):02/04/13 04:07
空中大殲 「ヤツは空にいる」

>75 >76 >77

「死ぬ時は一人で死になさい。貴方がいままで殺してきた相手だってそうだったでしょう……?」
バンダナのヤツと一緒に、機上へと上がってきた女が言った。

(許さねェ、許さねェ、許さねェ〜!
 ふざけんじゃねェ、てめェらも道連れだァ〜〜、誰が一人でなんぞ死ぬかよオォォ〜〜!!)
「てめェらがくそったれな霊力でオレを刺したんかァ〜〜、くそったれな炎でオレを焼いたんかァ〜〜!!」

こちらへ向かって走ってくる2人。
その二人に向け、ありったけの触手を伸ばす。

巻き付いて、握りつぶしてやる。
突き刺して、穴だらけにしてやる。
殴り飛ばして、グチャグチャにしてやる。

ありったけの殺意の込められた攻撃が、2人を襲う!

79 :シグモンド ◆DGUNdOgI :02/04/13 15:07
◆御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司◆
>56御神苗 >65緑川 

ヤツは駆けて行く・・・。
こちらを一切振り返らず、一目散に。
行き先は分っているが、連絡を取られると少々厄介だ。
もう少し速度を上げようかという時に、先ほどの化け物にぶつかる。
 
チンピラに絡まれていたのを結果的に助けてもらったような気分になり、複雑だ。
sigh 
小さく溜息をつきつつ、そのまま足早に去る。
 
バスの駐車場に行く手前、ショートカットできそうな林を見つける。
そこには人はいないようだ。
一気にカタをつけるか?
ギターケースを小脇に抱えるようにしてそちらへ駆けて行く。 
 
拳銃の有効射程は限られているが・・・、俺の腕なら外さん。
先ほどのミスも含めて―――この一瞬に集中する。

80 :ゴキヴリマン:02/04/13 23:12
夜の倉庫街。 
潮の香りが漂うその場所に、二人の男が向かい合って立っている。 
 
一人は赤い鎧を纏った壮年の男。 
手にした大剣は実用を疑うほどに巨大ではあるのだが、それを片手で支える姿に揺らぎは存在しない。 
 
一人は黒い……昆虫が擬人化されたような、おぞましい姿。 
右手を湾曲した剣と化し、触角を風に揺らせている。 
 
「貴公がGか?」
 
赤い鎧の男……ヴァンパイア三銃士の一人、ギーラッハが先に口を開いた。  
 
「そうだ。人類の未来の為、あんたを倒すッ!」   
 
外見からは判明しようがないが、黒い人影は、どうやらかなり若いようだった。 
声の調子から判断するに、恐らく高校生から大学生といったところだろう。
 
純粋と言っても良い闘志を感じ、ギーラッハは愉しげに唇を歪ませ、剣を構える。
その姿に反応し、Gと呼ばれた男の重心が僅かに下がった。 
 
 
「そうか。貴公の噂は聞いている。来るが良いッ! 怪奇ゴキブリ男ッ!」 
「違うッ! ゴキヴリマンだッ!」 
 
 
 
「…………どこが違うのだ?」  
 
 
何とも言えない重い沈黙。  
二人の間を、ひゅるりらと風が吹き抜けた。


81 :ギーラッハ ◆GIeRaCHE :02/04/13 23:20
>80 GG対決

「これ以上の問答は無用!闘志が萎えるわ…… 参る!!」

 駆け出すと一気に間合いを詰め、
 上段からヒルドルヴ・フォーク でから竹割に打ち下ろす。


82 :ゴキヴリマン:02/04/13 23:33
>81 GG対決 
 
「早いッ!?」 
 
ギーラッハの凄まじい打ち込みを右腕のゴキヴリソヲドで受け止めようとする。  
だがあまりにも重い一撃に耐え切れずソヲドが折れた。 
ソヲドを構成していたゴキヴリ達がボロボロ落ちていくのを尻目に、 
大きく後ろに跳躍して間合いからはなれる。 
 
(まずいぞ、シリアス一直線のキャラだ。……おまけに武器の差がありすぎる) 
 
だらだらと冷や汗を流すが、それくらいで諦めるようではヒーローではない。 
 
(ならば、速攻で決めてやるッ!) 
 
ゴキヴリマンは大きく空に跳躍。 
羽を広げて空中に静止した。 
 
「お返しだ、いくぞ、ゴキヴリダイブッ!」
 
 
 
 
 
解説:ゴキヴリダイブ 
 
   空中高く飛び上がった後、急降下しながら体当たりする技。 
  『ゴキヴリが顔に向かって飛んでくる』という恐怖を相手に与える事によって、 
   金縛り効果も期待出来る、ゴキヴリマンの代表的なキメ技である。


83 :御神苗優:02/04/13 23:35
はっきり言って迷惑だ!〜御神苗優vsシグモンドvs緑川淳司    
>65 緑川 >79 シグモンド 
 
・・・・・・妙だな・・・・・・ 
俺はわき目も振らずに一目散に駆けながら、
むくむくと頭をもたげる疑問を消せずにいた。 
 
なんで、アイツ追っかけてこないんだ? 
本来なら、ここらで何かしらのアクションがあってもいいはずなのに・・・・・ 
まぁ、襲撃がないのは喜ばしいことなんだが・・・・・・ 
 
その時、俺は変に悪寒を感じた。
ソレと同時に、すさまじく鼻までムズムズする・・・・・・
 
「ふぁ・・・・・・ふぁ・・・・・・・ふぁっくしょい!!」 
 
俺は盛大にくしゃみをかました。
それでバランスを崩したのだろうか?
それとも石にでも躓いたのか? 
次の瞬間には、俺は宙に飛んでいた。 
 
世界が一回転し、そして硬い地面に叩きつけられた。
と思う間も無く、走ってた勢いそのままに、
俺は清水の坂を転がり落ちていく。
 
「ぎゃ〜〜〜!!!お助け〜〜〜〜!!!」 
 
助ける人もいないまま、俺は駐車場まで転がりながら到着した。
もちろん、すでにズタボロだ・・・・・・
みんなに笑われながら俺は集合の列に加わる・・・・・・
なんでいつもこうなるんだ!! 
俺は平穏な日々が欲しいだけなんだ!! 
 


84 :才堂不志人 ◆HU599DhU :02/04/13 23:41
<わくわくソンビ学園〜遠野志貴vs才堂不志人>
 
『全てのモノに死を――!』
 
 その白衣の鬼の面をつけた狂人はその言葉を繰り返しつつ、人の大勢いるところを求めて徘徊していた。
 そして、その高校が選ばれたのは不運というしかない。
  
 男はカバンの中から、瓶を取り出して、中身を辺りにぶちまけた。
 この男の行為が今から起こる惨劇の引き金になるとは誰が予想しただろうか?
 
 
 高校では丁度、文化祭の後夜祭が行われているところだった。
 校庭の中心のキャンプファイアーに参加していた生徒たちまず異変が起こった。
 
 生徒の一部が唐突に動きがぎこちなくなり、虚ろな眼で近くの生徒に襲い掛かった。
 歓声がたちまち、悲鳴に変わる。
 
 襲われた生徒も又、襲った生徒と同じようにになり、別の生徒に襲い掛かる。
 鼠算式に犠牲者の数が増えていった。



 犠牲者―便宜的にゾンビと呼ぶとしよう。
 彼等は校舎の中に生者を求めて、殺到した。
 
 ――さらなる惨劇の幕が開く

85 :ギーラッハ ◆GIeRaCHE :02/04/13 23:42
>82 GG対決

 一瞬のうちに刃が奇怪な粘液でドロドロになる。
 己は顔をしかめ……。

「ええい、気色の悪い!」

 飛び掛ってくる奴に向って咄嗟にヒルドルヴ・フォーク を横に振り、
 剣の腹から叩きつけようとする。

「さっさと死なぬか!?」


86 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/13 23:44
>70
 
「 い     つ、 間       違え   たの」
  
負ける筈の無い相手だった。
完全に捕らえた獲物だった。
  
「な い  、ど こ に   腕 が」
  
魔法士の足元に落ちている。
半ば炭と化し、無残に転がっている。
 
「 ・  ・ ・  か、  えせ 」
 
身体中を切り裂かれ、白い身体が赤く染まっている。
左腕を肩からもぎ取られ、不様にのたうつ自分の姿が目に映る。
 
「 い ま 行 く わ 」
 
……朱い血はまだ流れ続けている。
静かに、立ち上がり…また朱い水溜りのなかに転ぶ。
  
「まっ、てて」
  
地脈を断たれ、魔法士の呪素に犯され、誇りを汚され…。
わたしの中の何かが溢れ、何かが壊れていく。
  
そして、わたしに向かって膨大な質量を持つビルが堕ちてきた…。
そこで『わたし』の中の私が起きた。

87 :アルクェイド(M) ◆ARCU/Eb2 :02/04/13 23:45
>86 続き
 
   
          ―― Blue Blue Glass Moon ――
   
         ――― Under The Crimson Air ―――
  
  
地脈以外のラインからの力が流入が跳ね上がる。
空に在る月の輝きが増している…どこまでも白く…冷たい。
 
―― いいわ、その腕を貴方にあげる ――
―― よかろう、貴様にその腕をくれてやろう ――  
  
―― だから、貴方の命をちょうだい ――
―― 代わりに貴様の命をこの身に捧げよ ――
 
ふたつに思考が入り混じる、矛盾がないのは同じ個体の別の側面だから。
互いに存在を意識せずとも、一つの結論に辿りつく。
  
 
―― こんな屈辱、・・・相手が志貴だって許せない…それをあの人間達に教えてやろう ――
―― 何より、この身はブリュンスタッドである…それを人間に思い知らせねばならない ――
 
屈辱を消す為に強くなっていく誇り。 
怒りと屈辱で白くなっていく思考。
強すぎて純白になっていく想い。
 
その白い想いをそのまま世界にぶちまけた。
  
灼熱の白い空間と化した世界、プラズマと呼ばれる現象。
それが見渡す限りの世界を塗りつぶしていく…広がりつづける白い世界。
自然に属する全ての物が灼熱の空間と化し、自然に属さない全ての物を焼き尽くす。
  
瓦礫が全て灰燼と化すまで僅かに数秒、そして…『わたし』が立ちあがる。
 
―― 身体の再生は進まない、再生に回す力があるならその分を
   世界と同化する事にまわす、最大の力でこの屈辱を焼き尽くそう ――
  
―― 白い世界を引きつれて、あの者のもとへ行こう、
   ゆっくりと、それで十分だ…既に世界がアレを捕らえている ――
   
白く染まった世界の中、『わたし』の周りだけに色が在った。
 
朱く染まった服は焼け落ちて、代わりに白と青のドレスを浮かび上がり、
わたしの黄金の髪が本来の姿を取り戻していく。
 
黄金の瞳が灼熱の空間の中でさえ引かない鎧の男を映し出す。  
 
『さあ、今度こそ誰にも邪魔はさせない』
  
白い世界の中、再び魔法士と向かい合う。

88 :遠野志貴:02/04/13 23:45
>84 <わくわくソンビ学園〜遠野志貴vs才堂不志人>

 後夜祭は既に始まっている。
 校庭にはボルガが流されて、焚き火のまわりで生徒たちは踊っている。お祭りの最後の
盛り上がりを楽しもうと、別のことをして楽しんでいる生徒もいるだろう。

 だけど俺は、その輪の中に入る気にならず、こうして教室で机に座ってぼんやりとしていた。

 校庭からは絶えず歓声が聞こえてくる。みんな楽しんでいるようだった。
 俺はその歓声を聞きながら、祭りの終わりをかみしめていた。


 ――その歓声が悲鳴へと変わるまでは。

 校庭から突如として悲鳴が聞こえた。何かあったのかと思い、机を降りる。
 降りて一歩踏み出したらまた悲鳴が聞こえた。それも一人じゃない。
 慌てて窓際に寄った。

 校庭では、信じられない事が起こっていた。よくわからないが、妙に動きのぎこちない生徒が
別の生徒に襲いかかり、襲いかかられた生徒はまた別の生徒を襲う。
 校庭のいたることで悲鳴が上がっていた。
「一体、なんなんだ……」
 強く握りしめた手には、汗がにじんでいる。

 呆然と見ている間に、おかしくなった生徒は校舎に押し寄せてきている。

 俺は、胸ポケットに入っている「七つ夜」の銘が入ったナイフの感触を確かめると、
教室を飛び出した。
 何をしようとしてるのは、自分でもわからなかったが。

89 :レイオット・スタインバーグ ◆moldKlTM :02/04/13 23:47
>87 vsアルクェイド
 
 突如。
 全身に、突き抜けるような悪寒が走る。ビルの倒壊を免れたその地点で足を止め、彼は後ろを振り返った。
 そこには――――
 
「……なんだ、これは――!?」
 
 世界が――――白く、染まっていく。
 崩れ落ちたビルの残骸が、浮かび上がった「白」に飲み込まれ消えた。
 だが、それでは終わらない。止まることを知らないように広がり続けるその「白」は、周囲の物体をことごとく
 蒸発させながら、猛烈な勢いで一帯を蹂躙していく。
 そしてそれは――彼の正面にまで迫っていた。
 
「顕っ!」
 
 突き刺すように構えたスタッフの先端。
 その先の空間に、魔力によって生み出された特殊な力場平面が展開した。
 
 遮蔽呪文<デフィレイド>発動。
 効果時間、およそ三十秒。風景をゆがめつつ空間に波紋が走り、襲い来るその「白」――プラズマの壁――
 を受け止めていた。轟音が、全てを飲み込むように深く遠く木霊する。
 
 だが、一定以上の圧力や熱、そして衝撃さえも遮蔽する防御呪文を以てしても、周囲から連続して叩きづけ
 られる膨大な熱量は遮蔽しきれない。
 一気に蒸発することは避けられたものの、モールドの表面装甲は、少しずつ変形を始めている。
 
 防御魔法を展開しながらも、レイオットはその場から動けないでいた。延々と広がっていくプラズマの壁。
 既に周囲の一帯を埋めつくした「白」は、逃げ場などどこにもない事実を彼に突きつけている。
 彼は、静かに嘆息した。
 
(ここまでだな。まあ――仕方ないか)
 
 白い世界の中で、そんなことを考える。もはや、手も足も出ない。相手は、こんな馬鹿げた芸当を行える
 ような化け物だ。ただの人間でしかない俺に……一体、これ以上の何が出来る?
 何も出来ない。何者も、決定的な力には抗えない。ここで諦めても、みんな納得してくれる――そうだろう?

 維持限界を待つまでもない。全てを終わらせようと、<デフィレイド>を解除しようとした……
 まさに、その時だった。
 
 歪んでいるはずの――いや、白く染まりきっているはずの視界の向こうに。彼女の姿が見えていた。
 身に纏う白と青。その二つの色が、己の存在を誇示するように、レイオットの意識へとはっきりと刻み込まれる。
 同時に……彼女の周囲にぽっかりと存在する、この白い世界の空白も。それがなんなのかを理解した瞬間。
 
 疾風をも後に従えるほどの速度で、レイオットは猛然と駆け出していた。


90 :ゴキヴリマン:02/04/13 23:53
>85 GG対決

「ぐはぁっ!」 
 
ヒルヴルド・フォークは見事ゴキヴリマンに命中・撃墜。 
蝿叩きで叩き潰されるゴキヴリの気持ちを理解しながら、ゴキヴリマンは吹き飛んだ。 
 
(く……真っ二つにされなかっただけましか。しかし、ゴキヴリダイブが通じない相手にどうやって勝てばいいんだ!?)
 
ライダーキックを破られた仮面ライダーのごとく懊悩するゴキヴリマンの前に、ギーラッハが隙無く歩み寄る。 
その目には油断はない。 
一撃で終わらせる勝負なら、一撃で終わらせてしまおうというシンプルな闘志のみがある。 
 
 
(クソ……気は進まないが……あれしかないかッ!) 
 
決断すると行動は早かった。 
後一歩で剣の間合いに入る瞬間、 
ゴキヴリマンは―――――
 
 
 
 
――――――土下座した。


91 :ギーラッハ ◆GIeRaCHE :02/04/14 00:01
>90 GG対決

 此奴は、戦士の誇りすら持たぬのかっ!
 己が、斯様な奴と戦わねばならぬとは何たる屈辱!

「散り際くらい潔く散ってみせよ!」

 呆れて脱力しつつもヒルドルヴ・フォークで上から斬り付ける。


92 :才堂不志人 ◆HU599DhU :02/04/14 00:02
>88 <とある生徒―高田くんの場合>
 
 文化祭も終わる。
 キャンプファイアーもそろそろ佳境か。
 
 楽しかったなあ。
 色々、出店で食べれたし……

 僕は祭りの余韻にひたりつつ、帰り支度を始めた。
 荷物をまとめて、廊下へとでる。
 そこで、眼の虚ろな生徒と出くわした。
 とても顔色が悪い。
 
「やあ、どうしたんだい? キミ、偉く顔色が悪いね」
 
 僕は彼にそう話し掛けた。
 彼は無言で近づいてきて、僕の胸倉をつかんでかみついた。
 抵抗する間もなく、僕の意識は暗転した。



 ――なにやら、気を失っていたらしい。
 眼が覚めた時、とてもおなかが減っていた。
 
 僕の方に女生徒が怯えた顔をして走ってきた。
 どうしたんだろう?
 そんなにあわてて――
 
 まあ、どうでもいいや。
 とりあえず、おなかすいたから、食事をしよう。
 
 僕は目の前の女生徒の首をひっつかんでそのまま、かぶりついた。



 頭を半分ほど食べたところで、教室の方から誰か出てきた。
 ――遠野くんだった。
 
 ああ、そうだ、こんなに美味しい物だし、遠野くんにも分けてあげよう。
 僕は力任せに女生徒の頭を引きちぎる。 

「やあ、遠野くん、キミもこれ、食べる? 美味しいよ」
 
 そして、僕は笑顔で遠野くんに近づきながら、女生徒の頭を差し出した。

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